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渡辺香津美 - Infinite

渡辺香津美 - INFINITE (東芝)

日本を代表するジャズギタリスト。1971年。17歳。記念すべきデビュー作。

後半のジョーヘンやケニードーハムの聴きやすいスタンダードカヴァーよりも、前半のなりふり構わず、ガンガン押しまくる姿勢が個人的には大好き。

荒削りだが、カッチョいい。初期マクラフリンやラリーコリエルを彷彿とさせる、刺々しさが最高だ。

'70年代、初期の「Monday Blues」「Endless Way」「MILKY SHADE」どれもカッチョいい作品。

TBM-46の「TOKI」('76年)参加作もカッチョい〜のでおすすめ。

渡辺 香津美(g)
植松孝夫(ts)
市川秀男(ep)
鈴木良雄(b)
日野元彦(ds) 

1. Infinite
2. Cortly
3. Isotope
4. Blue Bossa
5. Here That Rainy Day

↓試聴ファイル(1. Infinite)
ダウンロード
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DAVE HOLLAND / DEREK BAILEY - Improvisations For Cello And Guitar (ECM 1013)

デイヴホランドとデレクベイリーのチェロとギターによるデュオ。ECMに残した1971年録音の名作。

互いに啓発し合い、自然に生まれる両者のアイデンティフィケーション。

デレクベイリーはボリュームペダルを駆使し、ミュートしながらのハーモニクスやタッピング、スルタスト奏法、ホランドもスラッピングやミュート奏法など多くみられ、比較的クールで静音的な美しいインプロヴィゼーション。

少年時代のジムオルーク曰く「昆虫のような音」。


二人はすでに'68年のSME「Karyobin」で共演している。

デレクベイリーは'70年に「Music Improvisation Company」を残していて、ホランドは同じ年マイルスバンドを脱退。そして本作の1ヶ月後に「Music From Two Basses」が生まれている。

ジャケット裏にはカミングスのポエムが書かれている。

ちなみにドイツ盤、US盤、日本盤が存在するが、未CD化。

AImprovised Piece III
B1Improvised Piece IV
B2Improvised Piece V

Cello, Composed By, Design [Cover Design] – David Holland
Guitar, Composed By – Derek Bailey

Layout – B & B Wojirsch
Liner Notes [Poem] – E. E. Cummings

Recorded live at the Little Theater Club, London, January 1971. 


SONNY GREENWICH

カナダ出身のフリージャズギタリスト。

ソニーグリーンウィッチ。

60年代はハンクモブレーやリーモーガンとも共演している。

70年代はドントンプソンやポールブレイなどと共演し、モード〜スピリチュアル〜フリージャズへと移行している。

他、マイルス・デイビス、チャールズ・ロイド、ファラオ・サンダース、ウェイン・ショーター、マッコイ・タイナー、チック・コリア、ビル・フリーゼル、サン・ラなど、そうそうたるメンツと共演歴がある。

 
MAL WALDRON - The Call (JAPO 60001)

JAPOの記念すべき第一作目。1971年作。そういえばECM第一作目もマルだった。なぜドイツのレーベルでアメリカのドス黒いピアニストを選んだのか。。。

確かに真っ黒と言われるピアニストほどクラシックの影響を強く感じる。アーマッドジャマルとかジュニアマンスとかダラーブランドとか。そういえばジョンルイスも彼らにタッチは似ている。だからヨーロッパ人の耳にしっくりくるのかな。。。

本作はマルウォルドロンが全曲エレピを使用し、バックにオルガン、ベース、ドラムを迎えたエレクトリックジャズファンク。

ジャケット違いの再発(LP&CD)もあるが、こちらのジャケがおそらく1stカヴァー。ジャケットの作りはECM初期によく見られる背文字なしのタイプで、ラベルは白小文字(japo)。

ちなみにJAPOの後期のラベルは黒大文字または白大文字(プロモ)だ。後期ジャケも背文字がある。

A. The Call
B. Thoughts

Drums – Fred Braceful
Electric Bass – Eberhard Weber
Electric Piano, Written-By – Mal Waldron
Organ – Jimmy Jackson
Design [Cover] – B & B Wojirsch

Recorded on February 1, 1971 at Tonstudio Bauer Ludwigsburg.
TOM VAN DER GELD - Patience (ECM 1113)

ヴァイヴ奏者Tom Van Der GeldのECMに残した1977年録音の名作。

ヴァイヴ、管、ベース、ドラムのピアノレスカルテット。

1曲目半分までスピリチュアルな即興演奏で始まり、一転して奇麗なフルートとヴァイヴのハーモニーが現れる。2曲目以降もモード寄りのクールで美しい演奏が続く。

一見ヴァイヴと管だけが目立つようだが、実はドラムとベースも絡む4人全員のインタープレイが素晴らしい。意外とアグレッシブなリズム隊が聴きもの。

Tom Van Der Geldが2曲、Roger Jannottaが2曲、残り1曲が全員の作曲。

録音も素晴らしい。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Weiland。

未CD化。

A1Patience
A2Golden Stabs
A3Alison
B1Celia
B2And Then ...

Vibraphone, Percussion – Tom Van Der Geld
Bass – Kent Carter
Drums, Percussion – Bill Elgart
Flute, Oboe, Bass Clarinet, Soprano Saxophone, Baritone Saxophone – Roger Jannotta

Engineer – Martin Weiland
Design [Layout] – Dieter Bonhorst
Photography [Cover] – Franco Fontana
Producer – Manfred Eicher
ULF WAKENIUS - Notes From The Heart

スウェーデン出身のギタリスト、ウルフワケーニウスによる全曲キースジャレットのカヴァー曲集。


パットメセニーの影響も強く感じさせるギター。


原曲の旋律の美しさを大切にしていて、聴きやすく、よりキャッチーに仕上げている。


キース独特のフリーなインプロ的要素は少ない。その意味でもワケーニウスらしさ、センスを感じる。

ジャズ初心者にもおすすめできるギター作品だ。


録音はECMで有名なレインボースタジオにてヤンエリックコングスハウグ。


試聴はこちら

1. Memories Of Tomorrow - (Koln Concert) 
2. Dancing - (Changeless)
3. Innocence - (Nude Ants & Personal Mountains)
4. The Windup - (Belonging) 
5. My Song - (My Song) 
6. Mon Coeur Est Rouge - (Bregenz Concerts) 
7. Everything That Lives Laments - (Mysteries & The Mourning Of A Star)
8. The Cure - (The Cure) 
9. So Tender - (Standards, Vol.2)
10. U-Dance - (Tribute) 
11. Prayer - (Death and Flower) 

Ulf Wakenius (guitar)
Lars Danielsson (bass, cello, piano)
Morten Lund (drums)

Recorded, mixed and masterd by Jan Erik Kongshaug
Rainbow Studio, Oslo, Norwey
Produced by Siegfried Loch
KEITH JARRETT - Version

こちらは、ULF WAKENIUS「Notes From The Heart」収録曲の本家キースジャレットヴァージョン。

6. Mon Coeur Est Rouge - Bregenz Concerts 

 

7. Everything That Lives Laments - Mysteries & The Mourning Of A Star
 

8. The Cure - The Cure 
 

9. So Tender - Standards, Vol.2

CHARLIE CRISTIAN
ART LINDSAY
Elis Regina & Antonio Carlos Jobim
J.Gourlay & R.Thomas & S.Distel & J.Raney

当時ヨーロッパで活躍する4人のギタリスト。左からジミーゴーリー、ルネトーマ、サッシャディステル、そして当時絶大な影響力を持つ師匠ジミーレイニー。


 
Jimmy Gourley Quartette - Four and six / Summertime

 
Rene Thomas ThemeForManuel

 
Atilla Zoller and Jimmy Raney - Duo
ADAM ROGERS - Allegory

ADAM ROGERS

Allegory (CRISS CROSS)

もう一人最近のお気に入りギタリスト。

バリーガルブレイスやジョンスコを研究し、故マイケル・ブレッカーのグループで活動していた正統派ジャズギタリスト、アダムロジャース。

モーダルスケールでガンガン押しまくる。転調しまくる。いかにもバークリー的だ。

モード系はある意味、テクニックではなくセンスが問われる。

左手の無駄のなさと安定感。テクニカルで洗練された現代的なフレーズが、次から次へと溢れ出てくる。

クールであつく、抽象的、ハイテンション、シリアス、無機質で、現代的で、浮遊感あるがキレキレ、で地味だけど攻めまくる。。

つかみ所ないけど、いんだなこれが。。愛聴盤。



こちらはMブレッカーカルテットでの演奏
Egberto Gismonti - Orfeo Novo (MPS/BASF)

ピアニスト兼ギタリストのブラジルを代表するコンポーザー。南米のヴィラロボスやジョビン、ピアソラに続く歴史に名を残す偉大な作曲家。ジスモンチは世界的音楽教育者ナディア・ブーランジェに師事しており、レナード・バーンスタインやフィリップ・グラス、クインシー・ジョーンズ、そしてキース・ジャレットやピアソラもかつての門下生。

「Orfeo Novo」はヨーロッパでのデビュー作。名門ドイツMPS/SABAに残したクールでモダンなアルバム。ジャズ〜ボサノヴァ〜プログレチックな内容。LPはフランス盤や日本盤もあるが、ドイツ盤がオリジナル。

Egberto Gismonti (g, pf, vo)
Dulce Nunes (vo)
Bernard Wystraete (fl)
Jean François Jenny-Clark (b)

1970 MPS-Basf, Germany


その後、ボサノヴァ〜ジャズ〜プログレ〜クラシック〜ソロ〜ECM〜オーケストラ〜等など多彩でイマジネーションあふれる天才ぶりを発揮し続ける。

ピアノはヨーロッパ的でクラシカル、ギターを持つと南米の野性的スタイル。

こちらはECMでのユニット、Charlie Haden作曲の「Silence」
 

Berimbau 1974
BRIAN ENO
ATTILA ZOLLER - A Path Through Haze

ハンガリー出身のギタリスト、アッティラゾラーと佐藤允彦のピアノトリオがMPSに残した1971年作。

二人の共演盤としては1970年の「Duologue」に続く2作目。

クールで革新的、モード〜新主流派、硬質、リリシズム、そしてフリーキー。かつてのドンフリードマンとの共演盤があったが、その先を行ったかのような内容だ。

互いに啓発し合い、自然に生まれる両者のアイデンティフィケーション能力。

カッコイイ〜んだな、これが。

なんと言ってもA1の「Meet」にぶっ飛ばされるが、B1「Together - Not Alone」もビルエヴァンスとジムホールを思わせる叙情的演奏。

録音もドイツMPSらしい高音質だ。



MPS Records – MPS 15334

Released:1973

A1 Meet
A2 Sazo
A3 Black Is The Color Of My True Love's Hair
A4 Close Up
B1 Together - Not Alone
B2 A Path Through Haze

Bass – Yasuo Arakawa
Drums – Masahiko Ozu
Guitar – Attila Zoller
Piano – Masahiko Sato

Engineer – Eberhard Sengpiel
Producer – Joachim E. Berendt
Recorded By – Willi Fruth
TED GREENE - Solo Guitar

TED GREENE - SOLO GUITAR

LP (PMP Records / A5010)

1977年発表のソロギター作品。テレキャスターでフィンガーピッキング。

カントリー風にきれいな和音を聴かせる。エドビッカートを思い出す。

テッドグリーンは、影響を受けたアーティストにジョージヴァンエプス、ドビュッシー、ウェスモンゴメリー、バッハ等を挙げている。それらの音楽理論の研究をし、コードや調和に関する本も数冊出版している。

あのスティーブヴァイもテッドグリーンから影響を受けているらしい。

惜しくも2005年に心臓発作で亡くなった。


Side A
1. They Can't Take That Away From Me
2. Summertime/It Ain't Necessarily So (Medley)
3. Send In The Clowns
4. Ol' Man River

Side B
1. Watch What Happens
2. A Certain Smile
3. Danny Boy (Londonderry Air)
4. Just Friends

Recorded at The Sound House , Hollywood, California
Engineer : Bob Summers
All Arangements by Ted Greene
Produced by Leon White and William Perry


Send In The Clowns ↓ちなみにCDジャケ(2ndジャケ)はこちら
 

Danny Boy
J.Mascis
BOBO STENSON - Underwear (ECM 1012)

ECMを代表するピアニスト、ボボステンソンの'71年録音初リーダー作。

'70年代ヨーロッパジャズ特有のピリピリした緊張感が最高。

モード〜新主流ピアノトリオ・フェイバリットアルバム。

チックコリアの「Now He Sings Now He Sobs」やエンリコピエラヌンツィの「Jazz A Confronto 14」、ジョーハイダーの「Katzenvilla」、ゴードンベックの「Jazz Trio」、ジョンテイラーの「Decipher」、マイケルギャーリックの「Cold Mountain」、そしてフランコダンドレアの「Modern Art Trio」に並ぶ傑作ピアノトリオ愛聴盤。あとなんかあったかな。。。

ドイツ盤LP、US盤LP、日本盤LPとCDが存在する。やはり音質はドイツアナログ盤がダントツに良い。日本盤のLPとCDとの違いすら歴然。ちなみにドイツ盤LPにはジャケットの仕様が背文字なしと背文字ありの2パターンある。


A1 Underwear
A2 Luberon
A3 Test
B1 Tant W.
B2 Untitled
B3 Rudolf

Piano – Bobo Stenson
Bass – Arild Andersen
Percussion – Jon Christensen
Design [Cover Design] – B & B Wojirsch
Design [Underwear Design] – Leena Westerlund
Engineer – Jan-Erik Kongshaug*
Photography – H. Cananis, L. Gabrielsen
Producer – Manfred Eicher

Recorded on May 18 and 19, 1971 at the Bendiksen Studio, Oslo 

P. J. Harvey
FIONA APPLE

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