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TOM VAN DER GELD - Path (ECM 1134)

 


ヴィブラフォン奏者トムファンデアゲルドの1979年作。ECM1113の「Children At Play」に続くリーダー作第2弾。未CD化。
 
ヴァイブとギターと管の変則トリオ編成。
 
本作を簡単に言ってしまえばECM1056/ラルフタウナーとゲイリーバートンの「Matchbook」と ECM1093/ヤンガルバレクとラルフタウナーの「Dis」を足して2で割ったような作品。

基本的にアコギのアルペジオやヴァイブの和音が広い空間に響き渡り、その上を管がテーマやソロをとる。曲によっては、ギターが多重録音だったり、ソロを取ったり、もちろんヴァイブもソロを取る。
 
中でも興味深いのはビルコナーズのギターで、彼はReturn To Forever時代(1973〜74年頃)はバリバリのエレキを弾いていたが、一転してECMのリーダー3作品ではアコギを弾き、更にその後はエレキを弾きまくったリーダー作を80年代以降に残している。
 
ビルコナーズのECMでのアコギは、RタウナーやEジスモンチらのスチールギター使用時の音色によく似ている。影響を受けているのか、彼自身の趣味なのか、またはアイヒャーの趣味なのか、たまたま当時のジャズ/フュージョン系アコギの音の主流だったのか、そう言えばラリーコリエル辺りもこんなアコギの音色だったような。。。しかし、なぜ「ECM1158」('79年)以降、コナーズはECMに参加作すらないのか?、、嫌気がさしたのか、、アイヒャーの意向か、、不明。。にしても80年代の彼のリーダー作はECM時代とは全くの別人だ。
 
トムファンデアゲルドも同様にこの後、Kenny Wheelerの「Around 6」とJAPOの「Out Patients」を最後にECMを去っている。そう言えば、彼はレコーディング中アイヒャーに「まるでレッドノーヴォだ」とダメだしを受けたとか言うエピーソードもあった。。。

TOM VAN DER GELD - Path (ECM 1134)
 

A1. One
A2. Eevee
A3. Joujou
B1. Michi
B2. Joys And Sorrows

Vibraphone - Tom Van Der Geld
Flute, Soprano Saxophone, Oboe - Roger Jannotta
Guitar - Bill Connors

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded February 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg

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