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Electronica 1997 - 2003

'90年代後半で終わったと言われている「エレクトロニカ」について振り返ってみよう。

1997年~2003年まで。


oval - szenario EP
まずはオヴァルことマーカス・ポップ。彼は「音楽をあくまでデザインとして捉え、メロディなどの音楽要素はそれに付随するもので、音の誕生から完成までの作曲過程をさらけ出すことが重要な目的である」と発言している。硬質なドローンによる電子音響系。CDの音飛び(スキップ)を意図的に起こし、それを自らが開発したソフトウェア「オヴァル・プロセス」で再構成するというハプニング的作曲法。クリックやグリッチ、カットアップなどの手法は彼から広まったのでは。。彼こそエレクトロニカの先駆者ではないか。。本作は「systemisch」と「94 Diskont」から各4曲+未発表音源4曲を収録。日本初紹介盤1997年作品。ロマンチシズムまで感じさせる幾何学的サウンド。oval 入門編には最適。




池田亮司  +/-
日本を代表する電子音楽家。ミニマルテクノを時代遅れにしたテクノイズの衝撃的傑作。サイン波やピクセルといった最小単位にまで突き詰められた「データ」として捉え直し、それらを再構成することで、全く別の世界体験を作り出すという。論理的、数式的な美しささえ感じさせる1997年作品。



Tortoise - TNT
エレクトロニカと言うよりはポストロックの金字塔と言われてる1998年作品。シカゴ音響派の中心的バンド、トータス。ジョンマッケンタイアが録音、編集、ミックス全てを担当している。メンバーにはジェフパーカー(G)もいる。ロック+ミニマル的要素、生音と電子音のバランス、ハードディスクレコーディングによる偶然性とプログラミング作曲とのバランス。そして今振り返って、このアルバムに強く感じるイメージは、やっぱりパーカッションとギターだ。結局は、この二つの生楽器が非常に強い、このバンドは。



Mouse On Mars - Niun Niggung
1999年作品。ドイツ出身のヤンヴェルナーとアンディートマによるユニット。立体音響、聴覚への快楽、ユーモアセンス、実験性とポップでキャッチーなサウンド、そして何より職人的アレンジがすばらしい名作。ovalとともにドイツを代表するユニット。



Jim O'Rourke - Eureka
いわゆるシカゴ音響派の中心人物で、元々はアヴァンギャルド系ノイズギタリスト。1999年作品。ジムオルークのポップサイドの集大成的名作。ジョンフェイヒーのギターやヴァンダイクパークスの作編曲の影響を強く感じる作品。バカラックなどのソフトロック的要素の強いサウンド。そして凝りに凝ったアレンジ力は凄まじい。音響、エレクトロニカ的にはmego からの「I'M HAPPY, AND I'M SINGING, AND A 1, 2, 3, 4」も傑作だ。



竹村延和 - フィナーレ
イッセイミヤケとのコラボ、「ミラノコレクション SPRING&SUMMER 2000」のための書き下ろし1999年作品。ジャケットデザインは村上隆。水の音やカメラのシャッター音、金属音や機械の動作音、木琴やピアノ、ストリングスなどの生楽器、そして少女の声。。。この時期、この辺りの音のコラージュを最も積極的にポピュラー音楽に融合させていた作曲家の一人ではないか。未来的で神秘的。涼しげで上品な室内楽的作品に仕上がっている。



Fennesz - Endless Summer
2001年作品。オーストリア出身のギタリスト、兼ラップトップアーティスト。キースロウや坂本龍一とのコラボでも有名。アコースティックギターをコンピューターで加工して再構築し、それに電子ノイズ等を絶妙のバランスでブレンドさせる作曲法。ノイズに叙情感や温もりすら持たせてしまうセンスがすばらしい。




gel: -1
モートン・フェルドマンに影響を受けている、フランス出身のJulien Locquetのソロプロジェクト。本作は彼のファーストアルバムの2001年作品。スキップやグリッチノイズの電子音にピアノやウクレレ、子供の声などオーガニックな音の響きを大切にしている印象。安っぽさをギリ感じないところが良い。特に2000年代前半は安っぽいおもちゃ的サンプリングを使ったエレクトロニカ系ユニットが増殖し、一時つまらなくて聴かなくなった原因にもなった。



fonica - ripple
MINAMOの杉本佳一とGEL:のアートワークなどを手掛けたデザイナーCHEASONの2人組ユニット。2002年作品。自然体なアコースティックギターの加工音とデジタル処理したノイズ音の先鋭的で美しい融和。エレクトロニカ室内楽的名作。その当時、誰もが彼らのマネをしたくなったのでは。。。



juana molina - segundo
2003年作品。いわゆるオシャレな生音系フォークトロニカ。およびアルゼンチン音響派。今聴くとただのSSW作品。アコギと、グリッチノイズと、ささやき系女性ヴォイスと。ジャケがいい。この時期からこの系統の音がやたら殖えた。
 

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