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ECM RECORDS LABEL GUIDE
〜ECM レーベル・ガイド〜

 ECMレコード(Editions of Contemporary Music)。1969年秋ミュンヘンでマンフレートアイヒャーによって設立。
「沈黙の次に美しい音」をテーマに、コンテンポラリー・ジャズから現代音楽、古楽まで扱う音楽レーベル。
アイヒャーが少年時代に出会ったシューベルトやバッハ、そして学生時代に出会ったビルエヴァンスやマイルス、それらを融合させることがECMの美学だったという。。
 
そのECMのオリジナル盤判別の探求。

1001 見開き/楽譜付(以下全ドイツ盤)
1002 渦巻き/オレンジラベル
1018 MADE IN なし
〜1023 背文字無
1024 MADE IN GERMANY
1025 MADE IN GERMANY
1026 MADE IN なし
1027 MADE IN なし
1028 MADE IN なし
1029 MADE IN GERMANY
1030 Made In Germany
1031 MADE IN なし
1032 MADE IN W. GERMANY
〜1035 MADE IN なし
〜1041 MADE IN GERMANY
1041〜 Made In W. Germany
1050 MADE IN GERMANY
〜1071 LC無 RECORDS有 ALLE無
1072 LC無 RECORDS無 ALLE無
1073 LC無 RECORDS有 ALLE有
1074 LC有 RECORDS無 ALLE無
1075 LC無 RECORDS有 ALLE無
1076 LC有 RECORDS無 ALLE無
1077 LC無 RECORDS有 ALLE無
1078〜 LC有 RECORDS無 ALLE有
〜1271 グリーンラベル
1272〜 グレーラベル
1276 グリーンラベル
1277〜 グレーラベル
マットコート 1027, 29, 58, 60, 64/65, 71, 1121...
Texture 1095, 1114, 1118, 1136, 1241


※2016.9.15更新




ECM 1001 - FREE AT LAST
 
見開きジャケット仕様。

マルの手書きによる楽譜付。


ECM 1002 - JUST MUSIC
オリジナル1stカヴァーは左の渦巻き模様でラベルはオレンジ、右が2ndカヴァーでラベルがグリーン。
 
 

ECM 1022 - RETURN TO FOREVER
ECM初期のオリジナル盤のジャケットは背表紙が絞ってあり、背文字のないペラジャケのような作りになっている。


ECM 1018 - CIRCLE
番号的には背文字なしがオリジナルだが、本作は2枚組のGatefold仕様のジャケットで背文字有りしかない。なのでオリジナルの判別としては、ラベルに「Made In Germany」があるかないか。

左下の「Made In Germany」なしが1stラベルのオリジナルで、右の「Made In Germany」が入ると2nd以降といえる。

1035辺りまで「Made In Germany」なしが存在する。

1974年頃からは、W(ウェスト)が入り「Made In W. Germany」に変わり、更に1990年以降は統一ドイツにより、また「Made In Germany」に戻る。

ECM 1026 - ILLUSION SUITE
よってオリジナル判別の難しかったSカウエル盤も「Made In Germany」なしがオリジナルということになり、「Made In Germany」付が2ndプレスで「Made In W. Germany」が3rdということになる。
 

1977年頃からドイツのレコードにはLabel Code (LCマーク)というものが付くようになる。ECM1006 ダウナーの「OUTPUT」の裏ジャケを重ねてみた。上がオリジナル、下が再発のLCマーク付。ちなみにオリジナルの方がジャケットのサイズが一回り小さく、盤も少し重い。

ECM 1074 - UNTITLED

この辺りからLCマークが混在してくる。ジャケットにはLCマークなし、ラベルにLCマーク有り。てことはラベルは2nd? そういえばECMのロゴの下のRECORDSがない。同時にリム(ECMロゴの上)のALLEがある。
 

ECM 1075 - DANSERE
ジャケット、ラベル共にLCマークなし。こちらはECMのロゴの下のRECORDSがある。ALLEなし。
 
1077ジャケット、ラベル共にLCマークなし。1076,1079ジャケにはLCなし、ラベルにLC有り。1078ジャケット、ラベル共にLCマーク有り。

ECM 1064/65 - KOLN CONCERT
キースのケルンコンサートには裏ジャケのレコード番号の下に小さい規格番号が入っているもの(再発コーティングなし)と入っていないもの(ORIGマットコーティング)がある。初版のラベルは4面ともにRECORDS付、MATは末尾1なし。
 
ジャケ裏レコード番号下の「2301〜」から始まる小規格番号が入りだすのは1976年頃からで、ECM1070番辺りから。

ECM 1108 - DANCE
ジャケ裏の小規格番号はあるが、ラベルにはない。ということは2NDジャケなのか?不明。。
 
 

ECM 1109 - EMERALD TEARS
この辺りからラベルのSIDE 1の上の所にも小規格番号が入る。
 
 

ECM 1272 - NIGHT
この辺りからラベルの色がグレーに変わる。
 
ニューシリーズは同じグレーでロゴが変わり、赤い横線が入る。


ECM 1276 - CHANGES
キースのチェンジスは番号的にグレーのはずだが、グリーンラベルだ。
 

ECM 1255 - STANDERS VOL.1
ECM 1289 - STANDERS VOL.2

Vol. 1はグリーンラベルで、Vol. 2はグレーがオリジナルということになる。
 
 

ECM 2305803SP - COUNTRY CHILDREN
ECMにはSPというシリーズが存在する。SPはSpoken Wordsの略。当初ポエトリーとジャズを組み合わせた内容のシリーズにするつもりだったが、わずか4作品のみ残されている。ラベルはシルバー。
 

その他、ECMにはお蔵入りになった日本オンリーの作品も存在する。

 

こちらはアメリカ盤がオリジナルとなるデヴィッドバーンの作品。



ECM 1213 - Last Year's Waltz
本作は、ドイツ盤、US盤、日本盤のアナログ盤が存在する。US盤(左)のジャケットのメンバー・アーティスト名の下に「LIVE IN NEW YORK」と入っているが、ドイツ盤(右)には入っていない。マトリックスはUS盤が39802-A ECM-1-1213 MUSTERDISK、ドイツ盤が2301213S1となっている。US盤の方が、アタック、奥行き、高音低音ともにクリアに聴こえる気がする。ドイツ盤も決して悪くないが、音が丸い。普通ECMと言えば逆なのだが・・・。内容の問題もあるかもしれないが、US盤の方がしっくり聴ける。アメリカ録音だからか・・・・・
 

長年ECMのアナログ盤収集をしてきたが、結果的にドイツやオスロ録音のものはドイツ盤の方が音が良く、アメリカ録音はUS盤の方が比較的音質が良い気がする。

TRIO 2001/10 - サンベアコンサート

本作サンベアコンサート(日本録音/エンジニア菅野沖彦氏)も、実はドイツ盤よりも日本盤の方が音が良い。しかも帯には「世界に先がけて発売」と書いてある。と言うことはサンベアに関しては日本盤の方がオリジナルとも言える。






〜JAPO〜

ECM傘下のレーベル JAPO(JAZZ BY POST→郵送JAZZの短縮名)。発足は1969年ドイツCALIGレーベルからアイヒャー関連の3作品をBOXにして「JAZZ BY POST」と銘打って販売したのが由来。ECMと並行して活動していたが、1985年Stephan Micusの「East Of The Night」を最後に活動停止。

60001 背文字無/白小文字japo
〜60014 白小文字japo
60015〜 黒大文字JAPO/プロモ白大文字JAPO

JAPO 60001 - THE CALL
左が1stカヴァーのオリジナル背文字なしで、右が2ndカヴァー。
 

オリジナルのラベルは白で小文字「japo」。右がプロモのラベル。
 

JAPO 60002 - AFRICAN PIANO
左のJAPO盤は再発。オリジナル盤は右デンマークのスペクター盤。
 

JAPO 60015 - DAYBREAK
この辺りから黒ラベルに変わり、「JAPO」のロゴが大文字に変わる。
 
プロモは白ラベルだが大文字の「JAPO」で、デザインも黒ラベルとほぼ同じ。






〜CALIG〜

クラシックやジャズを扱うドイツのレーベル。

ECMやJAPOと同様に初期のオリジナル・ジャケットは背文字なしのコーティングジャケット。ラベルは黒が最初で、その後黄色に変わる。
以下、マンフレートアイヒャー関連3作品。

CAL 30602 - CELEBRATIONS
こちらはアイヒャーがベーシストとして参加したボブディーゲンのピアノトリオ作品。
 

以下マンフレートアイヒャーによるプロデュース2作品。
CAL 30603 - Wolfgang Dauner / Eberhard Weber / Jurgen Karg / Fred Braceful
 
CAL 30604 - NIPPLES
 
この3作品をまとめた3枚組のBOXがJAPOから、かつて通販限定で販売されていた。
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ARILD ANDERSEN - Lifelines (ECM 1188)


ECMを代表するベーシスト、アリルドアンデルセンにとって唯一の未CD化アルバムでもあり、ECM第4作目となる1981年名作。ドラムにポールモチアン、ホーンにケニーホイーラー、ピアノにスティーブドブロゴスという豪華なワンホーンカルテット。非常に内容も濃密で、いかにも北欧+ECMといったクールでモード且つ美しくきらびやかなサウンドを聴かせるECM屈指のワンホーンカルテット好内容作品。まるでボボステンソンを彷彿とさせるようなドブロゴスの叙情的なピアノも素晴らしい。なぜこれほどの名作が未CD化のままなのかは不明だが…。録音はレインボースタジオの主こと名エンジニアのJan Erik Kongshaugが担当。


ARILD ANDERSEN - Lifelines (ECM 1188)
Released:1981

A1. Cameron
A2. Prelude
A3. Landloper
A4. Predawn
B1. Dear Kenny
B2. A Song I Used To Play
B3. Lifelines
B4. Anew

Bass - Arild Andersen
Drums - Paul Motian
Flugelhorn, Cornet - Kenny Wheeler
Piano - Steve Dobrogosz

Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher

Recorded July 1980 at Talent Studio, Oslo

MICHAEL FAHRES - Piano. Harf (ECM 1281)


MICHAEL FAHRES - Piano. Harf (ECM 1281)
Released:1985

ドイツ出身の音響作家Michael Fahresの初レコーディングである1985年発表作、ECM未CD化アルバム。ニューシリーズの第4作目にあたる作品。 

演奏はポロデハースのピアノ、ギーデ・クネーブッシュのハープ、パウル・ゴットシャルクとハンス・シュティーベのエレクトロニクス(シンセ)によるもの。A Sideはピアノ+エレクトロニクス、B Sideはハープ+エレクトロニクスという構成。予め録音処理をしてあるピアノとハープに、即興的にシンセを被せたと思われる内容。


A  Piano (Solo Piano And Live Electronics)
B  Harfe (Solo Harp And Live Electronics)

Composed By - Michael Fahres
Piano - Polo De Haas 
Harp - Gyde Knebusch 

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Digital Recording, August 1982
Tonstudio Bauer, Ludwigsburg

Werner Pirchner/Harry Pepl/Jack DeJohnette (ECM 1237)


Werner Pirchner/Harry Pepl/Jack DeJohnette (ECM 1237)
Released:1983

オーストリア出身のWerner PirchnerとHarry Peplのユニットに、ジャックディジョネットが参加したECM1982年録音盤。マリンバ(orヴァイブ)、ギター、ドラムというECMらしい変則トリオ。マリンバなので、少し南国テイストにも聴こえなくもないが、浮遊系のエフェクト処理されたギターサウンドが北欧風にも聴こえる。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

未CD化アルバム。

A1  African Godchild

A2  Air, Love And Vitamines

B1  Good-bye, Baby Post

B2  Better Times In Sight

Vibraphone, Marimba - Werner Pirchner
Guitar - Harry Pepl
Drums - Jack DeJohnette

Engineer - Martin Wieland 
Producer - Manfred Eicher

Digital recording on a Sunday afternoon in June, 1982 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.

Alfred Harth / Just Music [ECM 1002]


本盤は、ECMの2番を飾るAlfred Harth率いるJust Musicによる1969年録音作品。未CD化アルバム。
白地に文字のみの2ndカヴァーも存在するが、こちらが初版のハンドメイドによる通称「渦巻きジャケ」300枚限定プレスとも言われているオリジナル盤である。

ECMのアナログ盤の中ではダントツのメガレア盤で、ラベルの色も通常のECMにはないオレンジ色のラベル。盤もズッシリと重いおよそ180gの重量盤。 後のECMディストリビューションやプロデュースを担当したThomas Stowsandがメンバーとして参加している。

A. Stock-Vol-Hard 2+1
B. Just A Moment 2+2

Bass - Peter Stock
Cello - Franz Volhard
Cello, Recorder - Thomas Stowsand
Drums, Clarinet - Thomas Cremer
Guitar - Johannes Kramer
Tenor Saxophone, etc. - Alfred Harth
Trombone - Dieter Herrmann

Recorded on December 13, 1969 at the Nettekoven Studios, Frankfurt/Main.

JOHN ABERCROMBIE - Quartet (ECM 1164)


1979年録音。バークリー音大の同期生4人によるカルテット。ジョンアバークロンビーが3曲、リッチーバイラークも3曲を作曲。

4人の相性も良く、技術、理論、展開、アイディア、ロマンティシズムと緊張感、そして湧き出るようなインプロヴィゼーション。特にギターとピアノは目を見張るものがある。

コンテンポラリー色が強い良質なジャズアルバムだが、決してECMじゃなくても良い作品かもしれない。しかし随所にアイヒャー色が顔を覗かせ「間と美」の”らしさ”が存在することに気付く。


未CD化のままの理由のひとつに、リッチーバイラークとプロデューサーのマンフレートアイヒャーとの確執がある。


ある日のレコーディング最中、バイラークが「俺たちはニューヨークジャズがやりたいんだ」と主張し、アイヒャーが「ECMにアートブレイキーは必要ねぇ」と返した。その後バイラークの作品が全て廃盤に、、、という有名なエピソードがある。

いずれにせよECMを代表するギター名盤には変わりはない。

未CD化。

Released:1980


A1  Blue Wolf
A2  Dear Rain
A3  Stray
B1  Madagascar 
B2  Riddles
B3  Foolish Dog


Bass - George Mraz
Drums - Peter Donald
Guitar - John Abercrombie
Piano - Richard Beirach


Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer - Manfred Eicher


Recorded November 1979 at Talent Studio, Oslo

JOHN ABERCROMBIE - M (ECM 1191)


1980年録音。ジョンアバークロンビーのカルテットとしては、1133「ACADE」と1164「QUARTET」に続く3作目。メンバーも変わらず、ピアノにRichard Beirach、ベースにGeorge Mraz、ドラムがPeter Donaldというバークリー音大の同期生4人によるカルテット。

A3とB3がリッチーバイラークの作曲、B4のみムラーツ、その他全てジョンアバークロンビーの作曲となっている。幻想的なギターのイントロから始まるA1、アバークロンビーらしいテーマのA2、緊迫したスピード感あふれるアグレッシブなB1、アコギを披露するB2など。

どちらかと言えばECMじゃなくても良い作品かもしれない。Rバイラークとの相性も良いし、ジャズ色が強い良質なモーダルジャズに仕上がっている。'79年録音の国内「DISCOMATE」レーベルに残した「Direct Flight」にも質感が近い。

ただ、やけに「間」を意識しているようにも感じる。一歩前に出たり、引いたりと、相手の出方を意識してるような、各メンバーそれぞれのリズムの取り方が非常にクールでレベルの高さを感じる。アイヒャーの指示かどうかはわからないが。。。


エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

未CD化。


JOHN ABERCROMBIE - M (ECM 1191)

Released:1981


A1. Boat Song
A2. M
A3. What Are The Rules
B1. Flashback
B2. To Be
B3. Veils
B4. Pebbles


Bass - George Mraz
Drums - Peter Donald
Guitar - John Abercrombie
Piano - Richard Beirach


Engineer - Martin Wieland
Producer - Manfred Eicher


Recorded November 1980 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.

STEVE KUHN - Non-Fiction (ECM 1124)


1978年録音。「Last years Waltz」と並び、未だCD化されてない作品。2008年には、スティーブキューンのECMに残した3作品(1974年録音「Ecstasy」、1977年録音「Motility」、1978年録音Playground」)を収録した「Life's Backward Glances - Solo And Quartet」がリリースされている。確か「Motility」と「Playground」は、この時初CD化だったと思う。名盤「TRANCE」と合わせ、初期ECMのキューン作品はどれもハズレが無い。

本作は、ワンホーン・カルテット編成で、A1,A3がHarvie Swartz(b)の作曲。A2,B1,B2がキューンの作曲。ECMの中でもキューンの作品は、ひときわジャズ色が強く自由にやっている印象がある。本作も同様で、更にアグレッシブで聴きやすく、ECMを聴かない人にもおすすめ出来る好内容モードジャズである。


特にHarvie Swartz(b)の参加が強く印象的で、作曲能力の高さもさることながら、演奏技術もすばらしい出来。ECMにリーダー作があってもおかしくないレベルだ。ミロスラフビトウスやマークジョンソン辺りに匹敵する。今更ながら評価すべき逸材。彼は、ミックグッドリックやボブディーゲンとの共演作や「Gramavision」というレーベルから数枚リーダー作も残している。

なぜかエンジニア表記がない。前作「Motility」と質感が近いので、おそらくMartn Wielandではないか。。。

未CD化。

STEVE KUHN - Non-Fiction (ECM 1124)


A1. Firewalk
A2. Random Thoughts
A3. A Dance With The Wind
B1. The Fruit Fly
B2. Alias Dash Grapey


Piano - Steve Kuhn
Alto, Soprano Saxophone, Flute - Steve Slagle
Bass - Harvie Swartz
Drums - Bob Moses


Layout - Barbara Wojirsch
Producer - Manfred Eicher

DENNIS RUSSELL DAVIES - Keith Jarrett Ritual (ECM 1112)


1977年録音。

Dennis Russell Daviesは、ジュリアード音楽院出身の指揮者兼ピアニスト。指揮者としてミニマル系現代音楽からブルックナーやコープランド、ピアニストとしてベルクの室内協奏曲等の録音を残している。

本作は、その彼によるピアノソロ・キースジャレット作品集で、キース本人は参加していない。そのままのコピー集ではなく、キースの曲を題材に引用するといった形で、おそらく即興も織り交ぜているように思える。

ついキースジャレットのソロ・ピアノ作品と言われても、勘違いするほどの質の高い演奏技術とピアノの響き、そして展開とアレンジ力は圧巻。


エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。


DENNIS RUSSELL DAVIES - Keith Jarrett Ritual (ECM 1112)

A. Ritual
B. Ritual


Piano - Dennis Russell Davies
Composed By - Keith Jarrett

Design - Barbara Wojirsch
Engineer - Martin Wieland
Producer - Manfred Eicher


Recorded June 1977 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.

JACK DEJOHNETTE'S Directions - New Rags (ECM 1103)

ダイレクションズ名義の「Untitled」に続く2作目。1977年録音。

前作と異なるのは、Warren Bernhardtが抜けピアノレスになったこと。そしてスタジオがオスロからルートヴィヒスブルクへ変わり、エンジニアがJan Erik KongshaugからMartin Wielandに変わっている。

アグレッシブ度が増し、より静と動がはっきりとした感がある。やはりジョンアバークロンビーの参加が強く印象的で、曲によってはジャズロック全開といった感じのハードなギターがカッコいい。

未CD化。

JACK DEJOHNETTE'S Directions - New Rags (ECM 1103)


A1. Minya's The Mooch
A2. Lydia
A3. Flys
B1. New Rags
B2. Steppin' Thru

Bass - Mike Richmond

Drums, Piano - Jack DeJohnette
Guitar - John Abercrombie
Tenor, Soprano Saxophone - Alex Foster


Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher


Recorded May 1977 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg

JACK DEJOHNETTE'S Directions - Untitled (ECM 1074)


1976年録音。ギターにジョンアバークロンビーを迎えた、ワンホーン・クインテット編成。ディジョネットECM初リーダー作であり、ダイレクションズ名義の最初のアルバムでもある。その後、ピアノのWarren Bernhardtが抜けピアノレス編成に変わる。

エレピやエフェクトの効いたギターが、'70年代を象徴するかのようなジャズロック、フリーキー、民族風、レゲエ風な楽曲まで幅広く、刺激的なサウンドを聴かせてくれる。

未CD化。

Jack DeJohnette's Directions - Untitled (ECM 1074)

A1. Flying Spirits
A2. Pansori Visions
A3. Fantastic
B1. The Vikings Are Coming
B2. Struttin
B3. Morning Star
B4. Malibu Reggae


Bass, Electric Bass - Mike Richmond
Drums - Jack DeJohnette
Guitar - John Abercrombie
Tenor Saxophone - Alex Foster
Piano - Warren Bernhardt


Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer - Manfred Eicher


Recorded February 1976 at Talent Studios, Oslo

GARY BURTON - Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra (ECM 1040)


作曲、コンダクターにマイケルギブスを迎え、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団とゲイリーバートン・カルテットとの共演。1973年録音盤。まさにクラシックとジャズを融合したサードストリームミュージックのような大作。

マイケルギブスは、イギリスを代表する作曲家であり「Deram」レーベルに初期代表作があり、後に映画音楽等も手掛ける。ジャズ〜プログレ〜クラシック〜現代音楽まで、ユニーク且つ難解な作品が多い。ゲイリーバートンとはバークリー音大で同期生。

ゲイリーバートン・カルテットには、スティーブスワロウ(b)とミックグッドリック(g)というECM屈指の理論派を迎えている。

静かで壮大なアレンジ、内相的且つ難解な室内楽的サウンド、そしてジャズロック的解釈のカルテット各楽器のソロ。シンフォニージャズの隠れ名盤とも言える。

エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

GARY BURTON - Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra (ECM 1040)

A1. Nocturne Vulgaire / Arise, Her Eyes  
A2. Throb  
A3. By Way Of A Preface 
B1. Phases
B2. The Rain Before It Falls
B3. Three

Vibraphone - Gary Burton

Bass - Steve Swallow
Guitar - Michael Goodrick
Drums - Ted Seibs
Orchestra - Members Of The NDR-Symphony Orchestra

Composed By - Steve Swallow

Composed By, Conductor - Michael Gibbs
Engineer - Martin Wieland
Engineer - Henning Ruete
Producer - Manfred Eicher

Recorded December 1973 in Hamburg

Hajo Weber/Ulrich Ingenbold - Winterreise (ECM 1235)

1982年録音。ドイツ出身のギタリスト Hajo Weberとフルート兼ギター奏者 Ulrich Ingenboldのデュオ作。おそらくECM唯一の作品。

彼らの詳細は不明だが、Hajo Weberのギタースタイルは、基本的には主旋律や単音ソロを中心に(おそらく)担当。速弾きもこなす(ピック弾きの)テクニシャン。ECMに例えるとビルコナーズ・タイプ。

Ulrich Ingenboldの方は、フルートはA1とB4のみで、他は全てギターを弾いている。しかもフィンガースタイルのクラシック寄りスタイルで、難解な奏法も弾きこなす。こちらは、ECMに例えるとラルフタウナー・タイプ。

この時代ドイツには、意外とこういうアコースティック・ギターデュオ作品が多い。しかもかなりのテクニシャンが多かった。フュージョン〜プログレ系、そしてジャズやフォーク畑出身者による、交流やデュオ作品は意外と多く残されている。本作も、その類いの美しいアコギ・デュオ隠れ名盤と言える。

エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

未CD化。


A1  Der Wundersame Weg
A2  Karussell 
A3  Winterreise
A4  Zweifel
B1  Sommerregen  
B2  Drehung In Der Luft 
B3  Filmmusik
B4  Son's Song 

Guitar – Hajo Weber
Guitar, Flute – Ulrich Ingenbold

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded March 1982 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Everyman Band (ECM 1234)

1982年録音。ルーリードバンドのBruce Yaw(b)とMichael Suchorsky(dr)、Martin Fogel(ts)の3人が、ECMにもリーダー作を残しているDavid Torn(g)と組んだ4人編成グループ「Everyman Band」。

David Tornと言えば、ジャズからポストロック、プログレ、フリー、ニューエイジ、前衛、実験音楽、映画音楽まで、幅広い音楽性で知られる。ループ・ギターやエフェクト効果等、トリッキーでヘヴィーなサウンドを聴かせる個性派ギタリスト。また、元ジャパンのベーシストMick Karn、元ザッパバンドのTerry BozzioとのユニットPolytownでも活躍。

本作は、ポストロック〜ニューウェーブ的でもあり、実験音楽的でもあるが、どちらかというと聴きやすく、わりとポップである。今聴くと、意外とビルフリゼールっぽかったり、ジョンゾーンの「Tzadik」っぽかったりする。

未CD化。

A1  Morals In The Mud  
A2  Japan Smiles  
A3  Lonely Streets   
A4  On The Spot 
B1  The Mummy Club 
B2  Nuclear Suite 
B3  Fatt Blatt  

Bass – Bruce Yaw
Drums – Michael Suchorsky
Guitar – David Torn
Saxophone – Martin Fogel

Engineer – Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher
TOM VAN DER GELD - Path (ECM 1134)

 


ヴィブラフォン奏者トムファンデアゲルドの1979年作。ECM1113の「Children At Play」に続くリーダー作第2弾。未CD化。
 
ヴァイブとギターと管の変則トリオ編成。
 
本作を簡単に言ってしまえばECM1056/ラルフタウナーとゲイリーバートンの「Matchbook」と ECM1093/ヤンガルバレクとラルフタウナーの「Dis」を足して2で割ったような作品。

基本的にアコギのアルペジオやヴァイブの和音が広い空間に響き渡り、その上を管がテーマやソロをとる。曲によっては、ギターが多重録音だったり、ソロを取ったり、もちろんヴァイブもソロを取る。
 
中でも興味深いのはビルコナーズのギターで、彼はReturn To Forever時代(1973〜74年頃)はバリバリのエレキを弾いていたが、一転してECMのリーダー3作品ではアコギを弾き、更にその後はエレキを弾きまくったリーダー作を80年代以降に残している。
 
ビルコナーズのECMでのアコギは、RタウナーやEジスモンチらのスチールギター使用時の音色によく似ている。影響を受けているのか、彼自身の趣味なのか、またはアイヒャーの趣味なのか、たまたま当時のジャズ/フュージョン系アコギの音の主流だったのか、そう言えばラリーコリエル辺りもこんなアコギの音色だったような。。。しかし、なぜ「ECM1158」('79年)以降、コナーズはECMに参加作すらないのか?、、嫌気がさしたのか、、アイヒャーの意向か、、不明。。にしても80年代の彼のリーダー作はECM時代とは全くの別人だ。
 
トムファンデアゲルドも同様にこの後、Kenny Wheelerの「Around 6」とJAPOの「Out Patients」を最後にECMを去っている。そう言えば、彼はレコーディング中アイヒャーに「まるでレッドノーヴォだ」とダメだしを受けたとか言うエピーソードもあった。。。

TOM VAN DER GELD - Path (ECM 1134)
 

A1. One
A2. Eevee
A3. Joujou
B1. Michi
B2. Joys And Sorrows

Vibraphone - Tom Van Der Geld
Flute, Soprano Saxophone, Oboe - Roger Jannotta
Guitar - Bill Connors

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded February 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg

MAGOG - Magog (JAPO 60011)

Magog - Magog
JAPO 60011
 
本作はECM傘下のJAPOに残した1976作品。
 
'60年代初めスイスのハードバップ・トランぺッターとして活躍したHANS KENNELやサヒブシハブらと共演歴のあるピアニストKlaus Koenig、そしてTCBのオーナーPeter Schmidlinが中心のスイスジャズ界で最も大きな影響力を持ったジャズ・ロック・グループMAGOG。
 
サイケデリックなジャズファンクの「Lock」。新主流派モードジャズの「Gogam」。A3とB2は少々フリーキーな演奏。そしてB1「Der Bachstelzer」は変拍子のリズムを刻むエレピ・トリオをバックにミュート・トランペットとソプラノ、トロンボーンがソロをとる、かなりクールでカッコいい曲、一押し。。。「New Samba」はタイトル通りボッサ風のリズミックな明るめの曲。
 
最近TCBから初CD化?された。Peter Schmidlin自らが最新リマスターしている。
 
A1.Lock
A2.Gogam
A3.Rhoades
B1.Der Bachstelzer
B2.Summervogel
B3.New Samba
 
Bass - Peter Frei
Drums, Percussion - Peter Schmidlin
Piano, Electric Piano, Percussion - Klaus Koenig
Saxophone, Flute, Percussion - Andy Scherrer
Trombone, Percussion - Paul Haag
Trumpet, Flugelhorn, Percussion - Hans Kennel
 
Engineer - Carlos Albrecht, Martin Wieland
 
Recorded 1, 2, November 1974 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
ECMとブルーノート

〜対極にあるジャズ最大のレーベルの意外な共通点〜
 ECMとブルーノートの創設者はともにドイツ人だった。ECMを創設した1969年は、ブルーノートがリバティへ身売りを経て、創立三十周年を迎えた年でもあった。すでにライオンも引退した後で、ある意味ハードバップのブルーノートがその一時代の役目を終え、来るべきコンテンポラリー・ジャズのECMにトーチを渡した形になった。
 一貫した音楽とサウンド、そしてクオリティーの高いジャケット・デザインが象徴的で、バウハウスのモダニズムの影響を受けたブルーノートのジャケット、そしてECMはバーバラヴォユルシュを中心とした美しい写真やアートワーク。
ブルーノートのエンジニア、RVGことルディヴァンゲルダーの録音とカッティング技術は、今やレコードコレクターから絶大な人気を誇る。まるで「すぐ目の前でジャズメンが演奏している」ように錯覚してしまうが、実際にはかなり作り込んだ音であり、ライヴでこの音を再現するのは困難。片やECMはジャズの常識を覆す、まるでコンサート・ホールでの演奏を聴いているようなリヴァーブの効いた透明感あふれるステレオ・サウンド。真逆を行く録音技術だが、ブルーノートもECMも決してナマ音ではなく、いわゆる「録音芸術」の域に達している。
 全くタイプの違う音楽だが、レーベルのカラーを象徴する統一されたサウンド個性を持ち、ともに時代の先端を歩んできたジャズを代表するレーベルである。


〜2人のドイツ人創設者〜
◆BN アルフレッド・ライオン (1908年4月21日 - 1987年2月2日)
ドイツ・ベルリン生まれ。1939年ブルーノート・レコードを設立。バウハウスに傾倒するベルリンの美術青年であった。作品が売れようが売れまいが、ジャズの新しい姿を記録に残すことがブルーノートの創業精神だったという・・・そこが何より素晴しい。完璧主義が故、皮肉にもブルーノートにはお蔵入りの名作がやたら多い。。ちょうどライオンが引退する頃、ECMが産声を上げる。
◆ECM マンフレート・アイヒャー (1943年7月9日 - )
ドイツ・バイエルン生まれ。ベルリン・フィルのコントラバス奏者を経て、クラシックのグラモフォンで録音助手として自立し、1969年にECMレコードを設立。独裁、美的センス、前衛的精神、そして誠実さを併せ持つ。それまでのジャズの常識を破る透明度の高いサウンドやジャケットデザイン、そして変則的な編成やソロ名作の数々を世に送り出す。デイブホランドの批判やリッチーバイラークとの関係など諸々あるが、結局皆彼を天才と呼ぶ。メレディスモンクの「マンフレートが興味を持っているのは半年後のセールスではなく、10年後の音の響き」とは有名なコメント。


〜名エンジニアによる録音技術〜
◆BN ルディ・ヴァン・ゲルダー (1924年11月2日 - )
ニュージャージー生まれ。ジャズ史上最も重要な伝説的レコーディング・エンジニア。中音域の存在感や迫力、図太さ、艶、そしてモノラル録音が特にすばらしい。一部の批評家(クラッシク系)からは、しょぼいピアノの音が評判よろしくない。。ブルーノートやプレスティッジ、サヴォイ、インパルス、CTI等に名録音を数多く残している。
◆ECM ヤン・エリック・コングスハウク (1944 年7月4日 - )
トロンヘイム生まれ。ギタリストでもあるオスロのレインボースタジオの主。ECMの強烈な個性を特徴づける、ジャズらしからぬ独特の透明感あふれる「クリスタルサウンド」と呼ばれる音を創り上げた名エンジニア。



〜レーベルカラーを象徴するジャケットデザイン〜
◆BN リード・マイルス(1927年7月4日 - 1993年2月2日)
シカゴ生まれ。グラフィックデザイナー。バウハウスのモダニズムの影響を受けたブルーノートのジャケット・デザイン、レコード番号1500番台~4000番台前半の大半を手がける。彼はジャズに興味なく、クラシック音楽が好きだったそう。。
◆ECM バーバラ・ヴォユルシュ
音楽と同様に美しいモノクロを多用した写真やタイポグラフ、フリーハンドで書くレタリングなどシンプルでミニマルな世界観は際立った存在感を持つ。ECMを象徴する大きな役割を果たしたカヴァー・アートの数々は写真集にもなった。


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FIRST AVENUE (ECM 1194)

Denney Goodhew、Eric Jensen、James Knappのトリオからなる「FIRST AVENUE」。管が2本とチェロという編成が基本の管弦楽になっている。彼らはジョンケージやシュトックハウゼン、ウェーベルンやベルク、そしてチャーリーパーカー等に影響を受けている。

ジャケット裏に書かれてるJames Knappのコメント
「各曲ともにタイトルを持たない。モード、構造、リズム、調性、和声など予め何も決めず、純粋な即興演奏を繰り広げている。我々の音楽はコンサート用の音楽ではなく、舞台のための音楽である。ミュージック・ダンス・アンサンブル・オブ・アメリカン・コンテンポラリー・ダンス・カンパニーの音楽を担当。観客はその音を見、そして空間を聴くのである。」

・・・とはいっても、全くのドフリーでもなく、無調の音楽という訳でもない。互いの音程や響きを意識しながらの即興であり、きれいにハモってる三重奏のようなものもある。また、いかにも典型的な舞台のための音楽といった種の実験的な曲もある。

左右から、奥行きへと、臨場感豊かな、ECMらしいリバーブのよく効いた音響空間も楽しめる録音だ。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

未CD化アルバム。

A1  Band One  
A2  Band Two  
A3  Band Three  
A4  Band Four
A5  Band Five   
B1  Band Six   
B2  Band Seven   
B3  Band Eight 

Recorded At – Tonstudio Bauer

Alto Saxophone, Flute, Bass Clarinet – Denney Goodhew
Cello – Eric Jensen
Trumpet, Flugelhorn, Waterphone – James Knapp

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded November 1980 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg, Germany
GALLERY - Gallery (ECM1206)


GALLERY - Gallery (ECM1206)

五人編成によるグループ「ギャラリー」がECMに残した1981年作品、未CD化アルバム。

ヴァイヴ、チェロ、管、ベース、ドラムというECMらしい面白い編成。

メンバーは「DOUBLE IMAGE」のDavid Samuelsを中心に、「オレゴン」のPaul McCandless、ECMでも数多くのリーダー作を残しているチェロ奏者David Darling、後期ジョーヘンカルテットでも活躍したRatzo B. Harris、そしてガルバレクバンドで活躍していたMichael DiPasqua。

基本的にテーマ部分ではチェロが美しい主旋律をとり、そこに管がユニゾンで入ったり、ハモったりする。そしてバックをベースとドラムが盛り上げ、ヴァイヴが和音をつけてゆく。サウンド的にはスティーブキューンの管入りカルテットやエバーハルトウェーバー、ゲイリーバートンのカルテットにもちょっと近い感じで、非常にクールで軽快なノリが気持ちいい。決してファンク的な重さは無い。


作曲はD. Samuelsが3曲担当、M. DiPasquaとP. McCandlessが1曲ずつ担当。アートランディと共演したドラム奏者Glenn Cronkhiteの作曲が1曲(彼は過去にビルコナーズにも曲を提供している)。そしてA-4はギャラリーとマンフッドアイヒャーの共作で、この曲は特に異色で現音風でもあり、ドローンのような独特の雰囲気と幻想的な世界観がある。

本作はECMではめずらしくアメリカ録音である。以前にも書いたが、アメリカ録音のものはUS盤の方が音が良かったりする事もあるが、この盤はどうなんだろう・・・・?

エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。未CD化。


A1. Soaring

A2. Prelude

A3. A Lost Game

A4. Painting

B1. Pale Sun

B2. Egret

B3. Night Rain

Bass – Ratzo B. Harris
Cello – David Darling
Drums, Percussion – Michael DiPasqua
Soprano Saxophone, Oboe, English Horn – Paul McCandless
Vibraphone, Percussion – David Samuels

Engineer – David Baker
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded May 1981 at Sound Ideas Studio, New York City

SAM RIVERS - Contrasts (ECM 1162)

サムリヴァースが唯一ECMに残した1979年録音盤。

管2本とベース、ドラムというカルテット。編成通りいかにも男らしい硬派な演奏。

1曲目はマーチング的な前奏からサムリヴァースのソプラノとトロンボーンが絡み、バックでホランドのアルコ弾きが印象的。2曲目はホランドお得意のノリノリのスピーディーなウォーキングベースの上をリヴァースのテナーが全開で突っ走る。セシルテイラーとも共演歴のあるドラマー、サーマンバーカーも素晴らしい出来。彼は次の3曲目ではマリンバも披露している。そして4曲目は軽快なジャズファンク風ノリが気持ちいい。ここでもやはりホランドのベースが効いている。

B面1曲目トロンボーンとベースがユニゾン、その上をテナーとドラムが暴れるといった内容。B-2曲目は小休憩といったような幻想的で静かな演奏。最後B-3もやはりベースとドラムの激しいリズム隊が最高にカッコイイ出来。ベースソロもしびれるわ。

結局アルバム通してホランドが最高ということかな、やっぱり。

エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。

A1  Circles 
A2  Zip 
A3  Solace
A4  Verve
B1  Dazzle
B2  Images
B3  Lines

Bass – Dave Holland
Drums, Marimba – Thurman Barker
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Flute, Composed By – Sam Rivers
Trombone – George Lewis

Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher

Recorded December 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
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