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"GUITAR" In Miles Davis

〜マイルス・ギターの世界

 

 '60年代後半頃からマイルスデイビスは、バンドの方向性を電気楽器の導入とポリリズムを前面に押し出し、いわゆる電化マイルス時代に突入する。
 曲をワン・コードだけで押し通し、ヴァリエーションやクロスリズムを活用して複雑化させる。例えば、ドラムが4/4拍子で叩くと、パーカッションは6/8拍子か7/4拍子、ギタリストは異なった拍子か、まったく違うリズムを演奏するという、リズム・セクションによる数学的ポリリズム。
 そして'70年代初頭キーボード奏者のひく演奏に拡張の限界を感じ、その解決策として新たなギタリストたちを起用していった。当時ジミヘンドリックスに惚れ込んでいたマイルスは、ギタリストを追加するたびに「別の味(another flavor)」を探していた。よりジミヘン的で、よりロック的なものを。マイルスのエレクトリック・ギターへの執着はジミヘンに対する憧れであり、常に「ジミヘンのようなギタリスト」を求めた。
 ある時、アートジャクソン(当時20歳)という若い黒人ギタリストと出会い、制作費を肩代わりし、CBSコロンビアから幻のアルバム「GOUT」の録音を行い、プロモ盤のみ制作されたが、謎の発売中止となった(最近再発された)。セールスを懸念しての中止か、もしくはAジャクソンのドラッグ中毒による活動不能説がある。また、ドミニクゴーモンの後任という話や、マイルスのトランペットをオーバーダビングで録音することを前提につくられたという説もあった。いずれにせよ、アートジャクソンとは謎多きギタリストであり、ある意味「ジミヘンのようなギタリスト」の犠牲者であった。。。
 
左がプロモ盤。右が奇跡の再発「GOUT」(LIMITED EDITION)。


〜マイルス・ギターの卒業生〜


Joe Beck
マイルスが初めて起用したと言われるジャズ・ギタリスト。フュージョンからバップ、ヴォーカリストのバッキングまで幅広いスタイル。
「Directions」に収録の「Water On The Pond」や「Circle In The Round」のB1に参加。「Circle In The Round」は、2管がメロディーを、2ドラムとチェレスタ、ベース、ギターは、リズム重視で複雑なポリリズム。かなり実験的な内容。


Bucky Pizzarelli
7弦ギターの名手で、ジョンピザレリのお父さん。ズートシムズ等と共演し、リーダー作も数多く残す。
「Directions」に収録の「Fun」に参加。こちらは新主流派的内容だが、ハービーハンコックが珍しくハープシコードをひいている。ギターは、ほぼベースラインを刻むようなリズムギターに撤している。マイルスが色んなギタリストを試している段階といった感じ。


George Benson
ソウルジャズを代表するギタリスト。当時ジャズ界トップクラスの速弾きテクニシャンだった。いまだ現役ばりばり。
'68「Miles in the Sky」の12分の長編曲「Paraphernalia」に参加。マイルスは、この時期から徐々にエレクトリック楽器を取り入れていく。後のマイルス・サウンドに比べるとギターの使い方は、まだ実験段階といった感じで、基本リズム重視だが、ちゃんとソロもある。その他「Directions」に収録の「Sanctuary」「Side Car II」もある。

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John McLaughlin
UKジャズを代表するギタリスト。マハヴィシュヌ・オーケストラを結成、スーパーギタートリオの一員。
当時ジミヘンに惚れ込んでいたマイルスが、マクラフリンに「ジミヘンドリックスの様に弾け」と指示したのは有名な話。'69「In A Silent Way」'70「Bitches Brew」'71「Jack Johnson」'71「Live Evil」などに参加。実質マイルス・ギターの世界は、彼から始まったといっていい。

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Sonny Sharrock
強烈な奥さんを持つギター界のアイラー。
'71「Jack Johnson」の「Yesternow」一曲のみに、マイルス作品唯一の参加。マクラフリンがリズムを刻み、Sシャーロックがエフェクトを駆使したえぐいノイズ・ギターを聴かせる。マイルスに「これを弾け」と不可能な16分音符が並んだ紙切れを渡され、何度もダメだしをされたとか。


Khalil Balakrishna
'71「Live-Evil」'72「In Concert」'74「Big Fun」'74「Get Up With It」等に参加。エレクトリック・シタール奏者。ライヴではワウをかけてギターのようなサウンドを出している。

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David Creamer
'72「On The Corner」のA2, B1, B2に参加。ワウによるリズムや浮遊系ギター・ソロもとっている。その他Crusaders, Brecker Brothers等の作品に参加。

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Collin Walcott
オレゴンの初期メンバー、天才シタール奏者。1984年交通事故死。ECMからもリーダー作を残している。
'72「On The Corner」のA1, B1, B2に参加、エレクトリック・シタール使用。

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Reggie Lucas
'72「In Concert」 '74「Dark Magus」 '75「Agharta」 '75「Pangaea」等に参加。この時期のマイルス・バンド中心人物。ほとんどソロは取らないが、リズミカルなカッティング・ギターと独特の和声感覚を併せ持つ。マイルス・バンド脱退後、リーダー作も残し、マドンナのプロデュースもした。
 

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Pete Cosey
'73年の最初と'75年の後半とでは、百万光年の差があると語ったピート・コージー。マイルスは、キーボード奏者のひく演奏に拡張の限界を感じ、その解決策として新たなギタリストを起用していった。'74「Dark Magus」 '75「Agharta」 '75「Pangaea」等に参加。Pコージーの代表作のひとつにマディウォーターズの「Electric Mud」がある。

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Dominique Gaumont
第3のギタリスト、ドミニクゴーモン。フランス出身。'83年交通事故死。'74「Dark Magus」等に参加。マイルスはギタリストを追加する時に「別の味(another flavor)」を求めた。「ジミヘンのようなギタリスト」を。

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Cornell Dupree
スタッフのギタリストでソロ作品も数多く残す名手。心地よい抜群のギターセンスが光る。
'74「Get Up With It」の「Red China Blues」のみ参加している。

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Mike Stern
バークリー音大出身のテクニシャン。ブレッカー、サンボーン、コブハム、ジャコパス等と共演。フュージョン第2世代。ソロ作も多く残している。
'81「Man With The Horn」 '82「We Want Miles」等に参加。ここからマイルス復帰後の'80年代に入り、サウンドもガラリと変わる。
 

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Barry Finnerty
当時売れっ子だったフュージョン・ギタリスト。クルセイダーズ参加やソロ作もある。'81「Man With The Horn」に参加。

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John Scofield
メセニーやビルフリと並び、第2世代のジャズ三大ギタリストの一人。
'83「Star People」 '84「Decoy」 '85「You're Under Arrest」等に参加。かなりシンセサイザーをフィーチャーしてきた時代。プリンスっぽい。そしてジョンスコが弾きまくる。

Carlos Santana
マイルスの信奉者であるサンタナ。'86「The King Of Priests」の「Burn」にてロベンフォードとともにライヴ共演。1986年の「25th Anniversary Benefit Concert」にて。

Robben Ford
デビューアルバムも良いが、リッキーリージョーンズのバッキングも素晴しい名演だったギタリスト。
'86「Tutu」「King Of Priests」等に参加。マイクスターンの後釜的存在。


Garth Webber
「Tutu」時代Concert in Belgradeに参加。


Bobby Broom
ロリンズのバックで増尾好秋と共に活躍したギタリスト。デビューは'81年。
「MINNEAPOLIS 1987」に参加。


Hiram Bullock
観客席を走り回る日本生まれのギタリスト。
「Live on Sunday Night 1989」に参加。


Foley
ベーシストながら、ほぼギターのように弾くヤツ。

Earl Klugh
アコギ・フュージョンの元祖。
'87「Music From Siesta」の「Claire」に参加。アールクルーらしいナイロン弦によるソロ。

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Michael Landau
スティーブルカサーが「世界で五本の指に入る」と賞賛した、玄人受けする職人肌のセッションプレイヤー。'89「Amandla」2のみ参加。

Steve Kahn
カリスマ的人気のフュージョン・ギタリスト。'89「Amandla」6のみ参加。

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Jean Paul Bourelly
ハイチ出身のジャズファンク系ギタリスト。ジミヘン・カヴァー・アルバムも残している。
'89「Amandla」3, 5に参加。

Billy Patterson
'89「Amandla」7のみ参加。

Bjarne Roupe
デンマークのギタリスト。Michael Mantlerの作品にも参加している。この時期のマイルスはECMの影響か、北欧のアーティストを多く起用している。'89「Aura」に参加。
 
Mark Rivett
'91「Dingo」に参加。
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