Guitar Music, Jazz, Classic, Folk, Bossanova, ECM, Neue Musik. . . . . . . . . .and Sketches
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2024.11.21 Thursday
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PETER RUHMKORF - Jazz & Lyrik
2012.06.29 Friday
Peter Ruhmkorf - Jazz & Lyrik - ECM5801
ドイツを代表する詩人ピータールームコルフ(1929年生まれ)による、ジャズアーティストたちとの共演盤の3CDボックス。ミハエルナウラやウォルフガングシュリューターらと共演したECM SPシリーズ収録曲が多数含まれている。長らく未CD化だった2枚のアルバム(全曲ではないが)「Kein Apolloprogram fur Lyrik」と「Phoenix Voran」がようやく日の目を見た。おそらく今回が初CD化。
SPシリーズからの収録曲はクールで冷たく美しいナウラやシュリューターの演奏が聴き所。それ以外は'89〜'06年までの最近のライブ録音が中心で、ルームコルフの朗読に対し観客の笑い声が聴こえるほどのリラックスした内容で、バックも洗練された好演奏。
ポエムの意味が分からなくてもインスト演奏として十分楽しめる内容だ。
Peter Rühmkorf(speak) Michael Naura(p) Wolfgang Schlüter(vibraphon) Eberhard Weber(violoncello, b) Leszek Zadlo(sax) Christian Willisohn(p) Titus Vollmer(g) Christian Kappe(flgh,tp) Ansgar Elsner(sax) Burkhard Jasper(p) Alexander Morsey(b) Klaus Gunnemann(ds) Dietmar Bonnen(p) Andreas Schilling(b)
CD 1
1 Auber Der Liebe Nichts
2 Auf Einen Alten Klang (▲Live Version)
3 Das Himmelschluck-Lied
4 Variation Auf "Abendlied" Von Mathias Claudius (■Live Version)
5 Owe War Sint Verswunden
6 Komm Raus! (●Live Version)
7 Elegie ●
8 Meine Stelle Am Himmel ●
9 Undine ●
10 Jetzt Mitten Im Klaren
11 Elbterrassen
12 Abtrunk
13 Cicerone ●
14 Zirkus ●
CD 2
1 Hochseil ●
2 Tagebuch ●
3 Einen Zweiten Weg Ums Gehirn Rum (●Live Version)
4 Tagelied ▲
5 O - 1.-Klasse-Einsamkeit
6 Phonix Voran! ▲
7 Phonix Voran!
8 Phonix Voran!
9 Ich Butter Meinen Toast Von Beiden Seiten ▲
10 Bleib Erschutterbar Und Widersteh
11 Selbstportrat ▲
12 Das War Und Ich Weib Nicht ▲
13 Paradise Regained ▲
14 Allein Ist Nicht Genug ▲
CD 3
1 Impromptu ▲
2 Der Getreue Don Juan
3 Deutsche Zauberstrophen
4 Auch Gut, Wenn Man Am Schlub In Wasser Winkt...
5 Schnellimbiß
6 Der fliederbush, der Kruppel
7 Mit den Jahren...Selbst III/88
8 Fruher, als wir die großen Strome noch...
9 Uberraschends Wiedersehen
10 Reimfibel
11 Fredmans Epistel Nr. 27, seine letzten Gedanken beinhaltend
12 Betr. rundfrage Grundfrage
13 Megalomainischer Tag
14 Ruckblickend mein eigenes leben
(●▲■マークがそれぞれECM SPシリーズからの収録曲)
↓こちらが長らく未CD化だったECM SPシリーズの3作品↓
● Peter Ruhmkorf - Kein Apolloprogram fur Lyrik - ECM 2305 801 SP - 1976年
※12曲中7曲収録 (CD1-6, 2-3はLive Version)
Peter Rühmkorf(speak) Michael Naura(p) Wolfgang Schlüter(vib) Eberhard Weber(cello, b)
▲ Peter Ruhmkorf - Phoenix Voran - ECM 2305 802 SP - 1978年
※9曲中8曲収録 (CD1-2はLive Version)
Peter Rühmkorf(speak) Michael Naura(p) Wolfgang Schlüter(vib) Leszek Zadlo(sax, flute)
■ Michael Naura - Country Children - ECM 2305 803 SP - 1980年 未CD化
※収録曲なし(CD1-4はLive Version)
Michael Naura(p) Wolfgang Schlüter(vib, marimba)
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JAN ERIK VOLD : Vokal - Complete Recordings 1966-1977
2012.06.01 Friday
ヤンエリックヴォル(1939年生まれ)
ノルウェー出身の詩人。1965年に詩集「鏡と鏡の間」でデビュー。1970年代に世界旅行をするなかで日本を訪れ、俳句形式の詩を含む日本に関する詩を多数書いている。
本作はその彼とECMを代表するアーティストたちとの共演を含む3CD+1DVDボックス。
ヤンガルバレク、ボボステンソン、テリエリピダル、アリルドアンデルセン、パレダニエルソン、そしてヨンクリステンセンたちの1969年から70年代初めの演奏が聴ける貴重音源集。
基本的に詩人のヤンエリックヴォルが朗読をする。で、そのバックで彼らが演奏するといった内容。だが、この演奏がとにかく素晴らしい。ECMファンじゃなくてもオススメできる。
CD1には「Briskeby blues(1969) 」と「HAV(1970) 」と「 Trikkeskinner(1973)EP音源」が収録されている。
「Briskeby blues」
Jan Garbarek(ts,fl), Terje Rypdal(g), Arild Andersen(b), Jon Christensen(dr), Jan Erik Vold(vo)
1曲目サックスの音色を聴いた瞬間、「あガルバレクだ」とすぐわかる。'69年とは思えないほど洗練された演奏。特にテリエのエフェクト効果がおもしろい。
「HAV」
Jan Garbarek(ts), Bobo Stenson(p), Terje Rypdal(g), Arild Andersen(b), Jon Christensen(dr), Jan Erik Vold(vo)
21分と16分の大曲2曲だが、決して飽きない。静かでフリーキーなインプロから始まり、エレクトリックマイルスを彷彿とさせるエレピやリズムがジワジワと盛り上げる。そして2曲目が今回のボックス目玉とも言うべき大作「Dikt」が最高の出来。ものすごい嵐のようなドラムとベースのうねり。その上を竜巻のようにエレピとギターが駆け巡る。そしてガルバレクが入って最高潮に盛り上がる。この曲だけ朗読はなし。これ一曲だけでも十分一聴の価値あり。
「 Trikkeskinner」
Jan Garbarek(ts, wooden flute), Brynjulf Blix(p), Arild Andersen(b), Jon Christensen(dr), Jan Erik Vold(vo)
こちらは激レア7inchからの音源。なかなかノリの良い演奏とエスニックな曲調の2曲。
CD2「Ingentings bjeller」
Jan Garbarek(ts), Bobo Stenson(p), Palle Danielsson(b), Jon Christensen(dr), Jan Erik Vold(vo)
CD3「Jan Erik Vold reading his poetry」
DVD「TV-programs, radio broadcasts and slideshow」
DOUBLE IMAGE - Dawn (ECM 1146)
2011.04.05 Tuesday
ヴィブラホーン、マリンバ、ベース、ドラムという編成のグループ「Double Image」のECMに残した1978年録音盤。
未CD化アルバム。
まずはヴァイブとマリンバを組み合わせるという、いかにもECMらしい変則的編成にそそられる。
チェットベイカーとも共演歴がありENJAにもリーダー作を残しているDavid Friedman、パットメセニーグループの一員だったDave Samuels、スティーヴキューンと共演していたHarvie Swartz、ラルフタウナーと共演歴のあるMichael Di Pasquaによる4人。
ヴァイブとマリンバが交差するハーモニーの音響空間と
計算された繊細かつ大胆なアレンジと展開力がすばらしい。
本作の一年前、ENJAにもアルバムを残していて、その時のエンジニアはなんとMartin Wielandだった。そちらは短尺の曲が多く、よりキャッチーなイメージ。
本作は、よりコンセプチュアルで抽象的作風に仕上がっている。こちらのエンジニアはヤンエリックコングスハウクだ。
A1 Passage
A2 The Next Event
B1 Sunset Glow
B2 Crossing
Dave Samuels - Vibraphone, Marimba
David Friedman - Marimba, Vibraphone
Harvie Swartz - Bass
Michael Di Pasqua - Drums, Percussion
Arranged By – Double Image
Engineer – Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher
Recorded October 1978 at Talent Studio, Oslo.
JOHN CLARK - Faces (ECM 1176)
2011.03.05 Saturday
まずはじめに、メンバーや編成を見た時はここまで素晴らしい演奏だとは想像もしなかった。
ジョンクラークがECMに残した1980年録音盤。未CD化アルバム。
ギルエヴァンスオーケストラやジャコパスビッグバンドで活躍したジョンクラーク(フレンチホルン)、ECMに数多くのリーダー作があるデヴィッドダーリン(チェロ)、Double Imageのメンバーであるデヴィッドフリードマン(マリンバ)、そしてボボステンソントリオでお馴染みのECMを代表するドラマー、ヨンクリステンセン(ドラム)。
たった4人での演奏とは思えないほど、まるでエレクトリック的な処理が多用されているかのようなサウンドだ。各楽器の音の配置が適材適所で、特に一曲目はよく計算されたアレンジが素晴しい。この1曲目だけでも一聴の価値ありだ。
B-2は南国風な曲調だが、そこはECM。どこまでもクールです。ベースがいないとは思えない。
B-4はバロック調のバッハ風ジョークのような曲。しかし、よく聴くとすごく緻密で計算された曲だという事がわかる。やる方は意外とむずかしいんだよなぁ、こういう曲って。
A1 The Abhà Kingdom
A2 Lament
B1 Silver Rain Pt. III
B2 Faces In The Fire
B3 Faces In The Sky
B4 You Did It, You Did It !
Cello – David Darling
Drums – Jon Christensen
French Horn – John Clark
Vibraharp, Marimba – David Friedman
Engineer – Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher
Recorded April 1980 at Talent Studios, Oslo.
JULIAN PRIESTER - Polarization (ECM 1098)
2010.07.20 Tuesday
トロンボーン奏者Julian PriesterのECMからの2作目。1977年録音盤。
エレクトリックマイルスの影響を強く感じる。クールでリズミカル、フリーキーで、時には叙情的リリカルな曲調まで。
黒いが、暑苦しくない、そこがいい。
2曲がJulian Priester、もう2曲がCurtis Clark、1曲Bruce Horiuchi、1曲Ray Obiedoの作曲。
エンジニアは、数々の名録音をECMに残しているMartin Wieland。
未CD化アルバム。
A1Polarization
A2 Rhythm Magnet
A3Wind Dolphin
B1Coincidence
B2Scorpio Blue
B3Anatomy Of Longing
Bass – Heshima Mark Williams
Drums – Augusta Lee Collins
Guitar – Ray Obiedo
Piano – Curtis Clark
Saxophone – Ron Stallings
Trombone – Julian Priester
Producer – Manfred Eicher
Engineer - Martin Wieland
Cover Design - Frieder Grindler
Photo - Roberto Masotti
Recorded January 1977
At Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
ENRICO RAVA - Ah (ECM 1166)
2010.06.15 Tuesday
イタリア出身のトランペット奏者エンリコラヴァがECMに残した1979年録音盤。
全てエンリコラヴァの作曲。バックも全員イタリア勢。
哀愁あるメロディーとフリーキーで強烈なインプロヴィゼーションのギャップ。フリー寄りな部分もあるが、比較的聴きやすいモーダル〜ハードバップ的演奏も多い。
特にフランコダンドレアのモーダルで新主流的なテクニック抜群のピアノがすばらしい。ラヴァとの壮絶なバトルも聴き所。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
A1Lulu
A2Outsider
A3Small Talk
B1Rose Selavy
B2Ah6:05
B3Trombonauta
B4At The Movies
Trumpet – Enrico Rava
Piano – Franco D'Andrea
Bass – Giovanni Tommaso
Drums – Bruce Ditmas
All compositions by Enrico Rava
Recorded December 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Engineer: Martin Wieland
Cover: Michelangelo Pistoletto
Layout: Dieter Rehm
Produced by Thomas Stowsand
Dino Saluzzi & Anja Lechner - Ojos Negros (ECM)
2010.04.02 Friday
Dino Saluzzi
Anja Lechner
Ojos Negros(黒い瞳)
Recorded April 2006
ECM 1991
大好きなアルゼンチン出身のバンドネオン奏者ディノ・サルーシとドイツ出身のチェロ奏者アニヤ・レヒナーの傑作デュオ作品。
ジャズとタンゴとクラシックの上質な室内楽。
絶妙なインタープレイ、お互いの響きの関係性を大切にした円熟のロマンス。
ディノ・サルーシの即興演奏はずっーと聴いていたい。愛聴盤。
Dino Saluzzi bandoneon
Anja Lechner violoncello
Tango a mi padre
Minguito
Esquina
Duetto
Ojos negros
El títere
Carretas
Serenata
RALPH TOWNER / JOHN ABERCROMBIE - Five Years Later (ECM 1207)
2010.02.17 Wednesday
'81年録音のECMに残したギターデュオ名作。
ラルフタウナーのアコギの生の響きとジョンアバークロンビーのエフェクトの効いたエレキの深い音色。タウナーはナイロン弦のガットギターとスチール弦の12弦アコギを使用し、アバークロンビーはエレキ、アコギ、マンドリンを使い分けている。
幅、高さ、深さ、奥行き、そしてオスロの冷たい空気感までもが伝わってくる芸術的音響空間。ECM特有のエコーのよく効いた録音。
ドイツ盤、US盤、日本盤の3枚をアナログ盤で保有している。
やはりドイツ盤の奥行き、アンビエンス感、クリアな音質はダントツに良い。ジャケットの作りはドイツECM特有の薄く弱々しい紙質でコーティングはない。グリーンラベル。ラベルの規格はECM1207。マトリックスは2301207S1。
TRIO(kenwood)から出ている日本盤は、ドイツ盤との差は歴然だが、悪くはない。奥行きにかけるが、高音はわりと出ている。ジャケットの作りはしっかりしているがシミが出やすい。日本語ライナー付。イエローラベル。ラベルの規格、マトリックスともにPAP25531。
US盤は、一音一音の太さを感じるが透明度にかける。奥行きもない。高音もドイツ盤、日本盤に比べ弱いが、低音とアタックを強く感じる。薄い艶のあるジャケットの作り。グリーンラベル。ラベルの規格はECM-1-1207。マトリックスは全て手書きで39459A ECM1207。
A1Late Night Passenger
A2Isla
A3Half Past Two
A4Microtheme
B1Caminata
B2The Juggler's Etude
B3Bumabia
B4Child's Play
Acoustic Guitar, Electric Guitar [12-string], Mandolin – John Abercrombie
Acoustic Guitar [12-string And Classical] – Ralph Towner
Design [Cover] – Barbara Wojirsch
Engineer – Jan Erik Kongshaug
Photography – Mikko Hietaharju
Photography [Liner] – Roberto Masotti
Producer – Manfred Eicher
Written-By – Abercrombie* (tracks: A1, A2, A4, B3, B4), Towner* (tracks: A1, A3 to B3)
Recorded March 1981 at Talent Studio, Oslo
RALPH TOWNER & JOHN ABERCROMBIE LIVE 1976
2010.02.15 Monday
RALPH TOWNER / ANA (ECM)
2010.01.25 Monday
'70年代のピリピリした感じも良いが、最近のソロギター作も良いものが多い。このアルバムでは「Joyful Depature」やオレゴン時代もやっていた「Green and Golden」が素晴らしい。この辺りを聴くとコンポーザーとして優れていることがわかる。しっかりしたアレンジとテクニック。バランスの良さ。現代の音楽〜クラシック〜ジャズ〜ロック問わず、幅広い音楽性を感じる。
彼はビルエヴァンス好きでも有名だが、Open Letter (ECM1462) 収録の「Waltz For Debby」のカヴァーもおすすめ。
「Solo Guitar Works vol.1〜2」という譜面も出ている。基本的にテーマ部分のみでクラシックギター曲集のような作り。
1. The Reluctant Bride
2. Tale Of Saverio
3. Joyful Departure
4. Green And Golden
5. I Knew It Was You
6. Les Douzilles
7. Veldt
Seven Pieces For Twelve Strings:
8. Between The Clouds
9. Child On The Porch
10. Carib Crib (1)
11. Slavic Mood
12. Carib Crib (2)
13. Toru
14. Sage Brush Rider
Classical and 12 String Guitars - Ralph Towner
All compositions - Ralph Towner
Produced - Manfred Eicher
Recorded March 1996
Time in jazz 2010
ENRICO RAVA - Quotation Marks (JAPO 60010)
2010.01.15 Friday
ECM傘下のレーベルJAPOに残した'76年名作。アルゼンチンのブエノスアイレスとニューヨークでの録音。
ヨーロッパのモードジャズとアルゼンチンタンゴの融合。
バンドネオンや女性ヴォーカルを起用し、エキゾチックでラテンテイストのリズミカルなアルゼンチンタンゴ、ジャンヌリーのスキャットが入るスピリチュアルジャズ、そしてヨーロッパ風リリカルでクールなマイルス的ジャズロックまで、このすべてが自然に融合されている。
本作は2つのセッションからなる作品で、ECM系中心のジョンアバークロンビーやジャックディジョネット、ジャンヌリーたちとのセッション、そしてアルゼンチン現地アーティストたち中心のセッションに分かれる。エンジニアもそれぞれ違う。
「A2, B2, B3, B4」
Enrico Rava: trumpet
Jeanne Lee: vocal
John Abercrombie: guitar
David Horowitz: piano / synthesizer
Herb Bushler: bass
Ray Armando: percussion
Jack DeJohnette: drums
Warren Smith: marimba / percussion
Recorded in New York, December '73 at Blue Rock Studios
Engineer: Jane...
「A1, A3, A4, B1」
Enrico Rava: trumpet
Finito Bingert: tenor sax / flute / percussion
Rodolfo Mederos: bandoneon
Ricardo Lew: guitar
Matias Pizarro: piano
El Negro: bass
Nestor Astarita: drums
El Chino: percussion
Recorded in Buenos Aires, April '74 at Audion Studio
Engineer: Nello.
ちなみにドイツオリジナル盤のラベルは、1stプレスが白ラベルで小文字japo、2ndプレスが白ラベル大文字JAPO(プロモ)と黒大文字JAPOがある。
A1Espejismo Ratonera
A2Short Visit To Malena
A3Sola
A4San Justo
B1Water Kite
B2Quotation Marks
B3Naranjales
B4Melancolia De Las Maletas
ROBIN KENYATTA - Girl From Martinique (ECM 1008)
2009.08.08 Saturday
フルート、サックス奏者ROBIN KENYATTAがECMに残した1970年録音盤。
ダウナーのクラヴィネットが最高。ハービーハンコックやスティービーワンダーの「迷信」等でおなじみのホーナーを使用している。
スピリチュアル〜ファンク〜ジャズロック的好内容。
真っ黒だが決して暑苦しくない、クールさ加減がいい。
未CD化。
A1Girl From Martinique
A2Blues For Your Mama
B1Thank You Jesus
B2We'll Be So Happy
Flute, Alto Saxophone, Percussion, Written-By – Robin Kenyatta
Clavinet [Hohner], Piano – Wolfgang Dauner
Drums – Fred Braceful
Bass – Arild Andersen
Design [Cover] – B & B Wojirsch
Engineer – Karl-Hermann Hinderer, Kurt Rapp
Producer – Manfred Eicher
Recorded on October 30, 1970 at the Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
STEVE KUHN QUARTET - Last Year's Waltz (ECM 1213)
2009.07.18 Saturday
ピアニスト、スティーヴキューンのECMに残した1981年N.Y.ライヴ録音盤。
代表作「Portralt of Sheila」で有名なSheila Jordanのヴォーカルから始まる。
ジャケットのイメージからは想像もつかないような、透明感のあるヨーロッパ風のモーダルジャズ好内容。ECMにしてはかなりストレートな演奏だ。ライヴならではの気迫のこもった、自由でリリカルな素晴らしいピアノが聴ける。
A3の少しブラッドメルドー風のずれ気味なアドリブ、B1のラテン風哀愁漂うメロディ、B2の疾走感のある怒濤のフレーズ、そしてB4のスタンダードメドレーはECMでは考えられないバップ全開のソロ。
彼のベストプレイといっても過言ではない名演奏の数々だ。もちろんSheila Jordanの歌もすばらしい。彼女の参加があるから、ピアノ演奏がより引き締まって聴こえる。A1, A2, A4, B3, B5, B6がヴォーカル入り。A3, B1, B2がピアノトリオ、 B4がソロによる演奏。
ドイツ盤、US盤、日本盤のアナログ盤が存在する。US盤のジャケットには「LIVE IN NEW YORK」と入っているが、ドイツ盤には入っていない。マトリックスはUS盤が39802-A ECM-1-1213 MUSTERDISK、ドイツ盤が2301213S1となっている。US盤の方が、アタック、奥行き、高音低音ともにクリアに聴こえる気がする。ドイツ盤も決して悪くないが、音が丸い。普通ECMと言えば逆なのだが・・・。内容の問題もあるかもしれないが、US盤の方がしっくり聴ける。アメリカ録音だからかな・・・。
未CD化。
A1Turn To Gold (S. Kuhn)
A2The Drinking Song (S. Kuhn)
A3Last Year's Waltz (S. Kuhn)
A4I Remember You (J. Mercer, V. Schertzinger)
B1Mexico (H. Swartz)
B2The Fruit Fly (S. Kuhn)
B3The Feeling Within (S. Kuhn)
B4Medley
Old Folks (D. Hill*, W. Robinson)
Well You Needn't (T. Monk)
B5Confirmation (C. Parker)
B6The City Of Dallas (S. Swallow)
Piano – Steve Kuhn
Voice – Sheila Jordan
Drums – Bob Moses
Bass – Harvie Swartz
Cover [Photo] – Richard Sudhalter
Design – Barbara Wojirsch
Engineer – David Baker
Engineer [Assistant] – Christian Dalbavie
Engineer [Mixing] – Martin Wieland
Producer – Robert Hurwitz
Recorded April 1981 at Fat Tuesday's, New York City
ENRICO RAVA - Opening Night (ECM 1224)
2009.05.19 Tuesday
ECMに残した1981年録音盤。
A1のシナトラで有名な邦題「センチになって」はAndrea PozzaやAldo Romanoの作品でもラヴァと共に演奏されている。それ以外はラヴァの作曲、B3のみNougaro/Romanoの作曲。
比較的さわやかなテーマが多いが、一転してソロになるとかなりフリーな演奏になったりする。ハードバップ〜モード〜フリーへと激変する幅の広い楽曲群。
B3はAldo Romanoのギターとラヴァのボサノバチックで素朴なデュオがいい感じ。
そしてテクニシャン、フランコダンドレアのチックコリア風フリーキーでモーダルな美しいピアノが強烈。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
A1I'm Getting Sentimental Over You
A2Opening Night
A3Diva
B1Grrr
B2F. Express
B3Venise
B4Thank You, Come Again
Enrico Rava: Trumpet
Franco d'Andrea: Piano
Furio di: Bass
Aldo Romano: Drums, Guitar
Recorded December 1981 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Engineer: Martin Wieland
Produced by Thomas Stowsand
MICHAEL NAURA - Vanessa (ECM 1053)
2009.02.15 Sunday
「European Jazz Sounds」で有名なドイツ出身の鍵盤奏者ミハエルナウラの'75年ECM盤。
当時としては意外な組み合わせのエレピとファゴット、そしてマリンバ。しかもリズム隊はジャズファンク調でエレベ入り。
とは言っても軽いノリではなく、緊張感があって、薄暗く、クールで硬質。いかにもドイツらしい。
ジャケットは日本を代表するカメラマン内藤 忠行によるもの。
エンジニアはECMに数々の名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
A1Salvatore
A2Hills
A3Baboon
B1Vanessa
B2Listen To Me
B3Black Pigeon
Piano, Producer, Liner Notes [Cover Notes] – Michael Naura
Bass – Eberhard Weber
Bassoon – Klaus Thunemann
Drums – Joe Nay
Layout – B & B Wojirsch
Photography By – Tadayuki Naito
Engineer – Martin Wieland
Vibraphone, Marimba, Percussion – Wolfgang Schlüter
Written-By – M. Naura* (tracks: A1, B1, B2)
Recorded September 1974 at Windrose Studios, Hamburg.
ALFRED HARTH - This Earth! (ECM 1264)
2008.10.15 Wednesday
ドイツの管楽器奏者Alfred HarthのECMに残した1983年録音盤。
冷たく、暗い、どんよりとした空、廃墟、地下室、カラス、コンクリート、沈黙・・・そしてロマンティシズムを連想させる。
名盤だな、こりゃ。
女性ヴォーカル入りの、スコアによる演奏。フリーではない。
デジタルだが録音も良い。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
A1Female Is The Sun
A2Relation To Light, Colour And Feeling
A3Studying Walk, A Landscape
A4Body & Mentation
A5Energy : Blood/Air
B1Three Acts Of Recognition
B2Come Oekotopia
B3Waves Of Being
B4Transformate, Transcend Tones And Images
Alfred Harth - alto and soprano saxophones, bass clarinet
Paul Bley - piano
Barre Phillips - bass
Trilok Gurtu - percussion
Maggie Nichols - voice
Martin Wieland - Engineer
Steve Miller - Cover Photo
Barbara Wojirsch - Design
Manfred Eicher - Produced
Recorded May 1983 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
RENA RAMA - Landscapes
2008.08.16 Saturday
スウェーデンのワンホーンカルテット「Rena Rama」のJAPOに残した1977年作。未CD化。
ECMでお馴染みのセンス良いピアニスト、ボボステンソンが参加したグループ。
スピリチュアル〜民族風ジャズもあるが、決して押し付けがましくない、程よく熱く、クールな演奏がとても好感が持てる。
洗練されたアレンジと美しいピアノが印象的。
スウェーデンのEuropa Recordsから「Jazz i Sverige -73」もある。
JAPO 600201977
Lennart Aberg: Tenor and Soprano Saxophones, Percussion
Bobo Stenson: Piano, Percussion
Palle Danielsson: Bass
Leroy Lowe: Drums, Percussion
Recorded June 1977 at Talent Studio, Oslo
Engineer Jan Erik Kongshaug
Produced by Thomas Stöwsand
Rena Ramaの貴重な映像。TV concert in 1971
Steve Reich - Music for 18 Musicians
2008.06.26 Thursday
「18人の音楽家のための音楽」
スティーブライヒ
現代音楽を代表する作曲家。ECMに残した名盤。
同じパターンの繰り返しのように聴こえるが、少しずつ、徐々に、徐々にズレてくる。
11のコードのサイクルを基本として、それぞれのコードには短い曲がそれぞれ割り当てられている。
大人数で演奏することによって音響心理学的な効果がより大きなものとなる。
Shem Guibbory violin
Ken Ishii cello
Elizabeth Arnold voice
Rebecca Armstrong voice
Pamela Fraley voice
Nurit Tilles piano
Steve Chambers piano
Larry Karush piano, maracas
Gary Schall marimba, maracas
Bob Becker marimba, xylophone
Russ Hartenberger marimba, xylophone
Glen Velez marimba, xylophone
James Preiss metallophone, piano
Steve Reich piano, marimba
David Van Tieghem marimba, xylophone, piano
Virgil Blackwell clarinet, bass clarinet
Richard Cohen clarinet, bass clarinet
Jay Clayton voice, piano
Pulse, Sections I X, Pulse
ECM New Series 1129
ADELHARD ROIDINGER - Schattseite (ECM 1221)
2007.12.18 Tuesday
オーストリア出身のベース奏者Adelhard RoidingerのECMに残した1981年録音盤。
Adelhard Roidingerは山下洋輔との共演盤がある。ゲスト参加のBob Degenは「Carig」でManfred Eicherとの共演盤が有名。そしてHarry Pepl、Werner PirchnerはそれぞれECMにリーダー作がある。
本作は女性コーラスから始まり、マリンバ、ギター、テナー、リリカルなピアノへと続く。美しいモーダルジャズ〜ミニマルミュージック〜現代音楽的内容。
さわやかな透明感のある幻想的な世界観が広がっている。ジョンテイラーとノーマウィンストンのユニットAZMUTHに近い。
エンジニアはECMに数々の名録音を残しているMartin Wieland。未CD化。
A1Fu Pfu
A2Lufti
A3Loveland
B1Stress
B2Ania
B3When Earth Becomes Desert
Bass, Music By – Adelhard Roidinger
Piano – Bob Degen
Drums, Percussion – Michael DiPasqua
Guitar – Harry Pepl
Marimba, Harp [Vibraharp] – Werner Pirchner
Saxophone [Tenor] – Heinz Sauer
Voice – Aina Kemanis
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Photography [Cover] – Christian Vogt
Photography [Liner] – Michael Krüger
Design – Dieter Rehm
Recorded November 1981 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
MANFRED SCHOOF - Scales (JAPO)
2007.09.16 Sunday
ドイツフリージャズ界を先導した名トランぺッター、マンフレッドショーフがJAPOに残した1976年名作。
エレクトリック〜アンビエント〜クールでモダン〜ハイセンスなジャズ。
静けさの中にもジワジワとわき上がる鼓動と緊張感がたまらない。
決して暑苦しくないのが決め手だ。
JAPOに残した3枚は、FMPやMPSに残した作品に比べ、より聴きやすい内容だ。その3枚はResonance/Manfred Schoof(ECM 2093/94)として初CD化されている。
ECMで優秀録音を数多く残しているMartin Wielandがエンジニアを担当。
ちなみにLPは、japo(小文字)白ラベル、JAPO(大文字)白ラベル、JAPO(大文字)黒ラベル、の3種類がある。
JAPO 60013
A1 Scales
A2 Ostinato
B1 For Marianne
B2 Weep And Cry
B3 Flowers All Over
Manfred Schoof: Trumpet, Fluegelhorn
Michel Pilz: Bass Clarinet
Jasper van't Hof: Piano, Electric Piano, Organ
Günter Lenz: Bass
Ralf Hübner: Drums
Recorded August 1976 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Engineer Martin Wieland
Produced by Thomas Stöwsand
Also released on LP in the US as ECM 19004
and reissued on CD as part of ECM 2093/4
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