[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「沈黙の次に美しい音」をテーマに、コンテンポラリー・ジャズから現代音楽、古楽まで扱う音楽レーベル。
アイヒャーが少年時代に出会ったシューベルトやバッハ、そして学生時代に出会ったビルエヴァンスやマイルス、それらを融合させることがECMの美学だったという。。
1001 見開き/楽譜付(以下全ドイツ盤)
1018 MADE IN なし
〜1022 背文字無
1024 MADE IN GERMANY
1025 MADE IN GERMANY
1026 MADE IN なし
1027 MADE IN なし
1028 MADE IN なし
1029 MADE IN GERMANY
1030 Made In Germany
1031 MADE IN なし
1032 MADE IN W. GERMANY
〜1035 MADE IN なし
〜1041 MADE IN GERMANY
1041〜 Made In W. Germany
1050 MADE IN GERMANY
〜1071 LC無 RECORDS有 ALLE無
1073 LC無 RECORDS有 ALLE無
1074 LC有 RECORDS無 ALLE無
1277〜 グレーラベル
マットコート 1027, 29, 58, 60, 64/65, 71, 1121...
Texture 1095, 1114, 1118, 1136, 1241
※2016.9.15更新
ECM 1001 - FREE AT LAST
見開きジャケット仕様。
マルの手書きによる楽譜付。
ECM 1002 - JUST MUSIC
オリジナル1stカヴァーは左の渦巻き模様でラベルはオレンジ、右が2ndカヴァーでラベルがグリーン。
ECM 1022 - RETURN TO FOREVER
ECM 1018 - CIRCLE
番号的には背文字なしがオリジナルだが、本作は2枚組のGatefold仕様のジャケットで背文字有りしかない。なのでオリジナルの判別としては、ラベルに「Made In Germany」があるかないか。
左下の「Made In Germany」なしが1stラベルのオリジナルで、右の「Made In Germany」が入ると2nd以降といえる。
1035辺りまで「Made In Germany」なしが存在する。
1974年頃からは、W(ウェスト)が入り「Made In W. Germany」に変わり、更に1990年以降は統一ドイツにより、また「Made In Germany」に戻る。
ECM 1026 - ILLUSION SUITE
よってオリジナル判別の難しかったSカウエル盤も「Made In Germany」なしがオリジナルということになり、「Made In Germany」付が2ndプレスで「Made In W. Germany」が3rdということになる。
1977年頃からドイツのレコードにはLabel Code (LCマーク)というものが付くようになる。ECM1006 ダウナーの「OUTPUT」の裏ジャケを重ねてみた。上がオリジナル、下が再発のLCマーク付。ちなみにオリジナルの方がジャケットのサイズが一回り小さく、盤も少し重い。
ECM 1074 - UNTITLED
この辺りからLCマークが混在してくる。ジャケットにはLCマークなし、ラベルにLCマーク有り。てことはラベルは2nd? そういえばECMのロゴの下のRECORDSがない。同時にリム(ECMロゴの上)のALLEがある。
ECM 1075 - DANSERE
ジャケット、ラベル共にLCマークなし。こちらはECMのロゴの下のRECORDSがある。ALLEなし。
1077ジャケット、ラベル共にLCマークなし。1076,1079ジャケにはLCなし、ラベルにLC有り。1078ジャケット、ラベル共にLCマーク有り。
ECM 1064/65 - KOLN CONCERT
キースのケルンコンサートには裏ジャケのレコード番号の下に小さい規格番号が入っているもの(再発コーティングなし)と入っていないもの(ORIGマットコーティング)がある。初版のラベルは4面ともにRECORDS付、MATは末尾1なし。
ジャケ裏レコード番号下の「2301〜」から始まる小規格番号が入りだすのは1976年頃からで、ECM1070番辺りから。
ECM 1108 - DANCE
ジャケ裏の小規格番号はあるが、ラベルにはない。ということは2NDジャケなのか?不明。。
ECM 1109 - EMERALD TEARS
この辺りからラベルのSIDE 1の上の所にも小規格番号が入る。
ECM 1272 - NIGHT
この辺りからラベルの色がグレーに変わる。
ニューシリーズは同じグレーでロゴが変わり、赤い横線が入る。
ECM 1276 - CHANGES
キースのチェンジスは番号的にグレーのはずだが、グリーンラベルだ。
ECM 1255 - STANDERS VOL.1
ECM 1289 - STANDERS VOL.2
Vol. 1はグリーンラベルで、Vol. 2はグレーがオリジナルということになる。
ECM 2305803SP - COUNTRY CHILDREN
ECMにはSPというシリーズが存在する。SPはSpoken Wordsの略。当初ポエトリーとジャズを組み合わせた内容のシリーズにするつもりだったが、わずか4作品のみ残されている。ラベルはシルバー。
その他、ECMにはお蔵入りになった日本オンリーの作品も存在する。
こちらはアメリカ盤がオリジナルとなるデヴィッドバーンの作品。
ECM 1213 - Last Year's Waltz
本作は、ドイツ盤、US盤、日本盤のアナログ盤が存在する。US盤(左)のジャケットのメンバー・アーティスト名の下に「LIVE IN NEW YORK」と入っているが、ドイツ盤(右)には入っていない。マトリックスはUS盤が39802-A ECM-1-1213 MUSTERDISK、ドイツ盤が2301213S1となっている。US盤の方が、アタック、奥行き、高音低音ともにクリアに聴こえる気がする。ドイツ盤も決して悪くないが、音が丸い。普通ECMと言えば逆なのだが・・・。内容の問題もあるかもしれないが、US盤の方がしっくり聴ける。アメリカ録音だからか・・・・・
長年ECMのアナログ盤収集をしてきたが、結果的にドイツやオスロ録音のものはドイツ盤の方が音が良く、アメリカ録音はUS盤の方が比較的音質が良い気がする。
TRIO 2001/10 - サンベアコンサート
本作サンベアコンサート(日本録音/エンジニア菅野沖彦氏)も、実はドイツ盤よりも日本盤の方が音が良い。しかも帯には「世界に先がけて発売」と書いてある。と言うことはサンベアに関しては日本盤の方がオリジナルとも言える。
〜JAPO〜
ECM傘下のレーベル JAPO(JAZZ BY POST→郵送JAZZの短縮名)。発足は1969年ドイツCALIGレーベルからアイヒャー関連の3作品をBOXにして「JAZZ BY POST」と銘打って販売したのが由来。ECMと並行して活動していたが、1985年Stephan Micusの「East Of The Night」を最後に活動停止。
60001 背文字無/白小文字japo
〜60014 白小文字japo
60015〜 黒大文字JAPO/プロモ白大文字JAPO
JAPO 60001 - THE CALL
左が1stカヴァーのオリジナル背文字なしで、右が2ndカヴァー。
JAPO 60002 - AFRICAN PIANO
左のJAPO盤は再発。オリジナル盤は右デンマークのスペクター盤。
JAPO 60015 - DAYBREAK
この辺りから黒ラベルに変わり、「JAPO」のロゴが大文字に変わる。
プロモは白ラベルだが大文字の「JAPO」で、デザインも黒ラベルとほぼ同じ。
〜CALIG〜
クラシックやジャズを扱うドイツのレーベル。
ECMやJAPOと同様に初期のオリジナル・ジャケットは背文字なしのコーティングジャケット。ラベルは黒が最初で、その後黄色に変わる。
以下、マンフレートアイヒャー関連3作品。
CAL 30602 - CELEBRATIONS
こちらはアイヒャーがベーシストとして参加したボブディーゲンのピアノトリオ作品。
以下マンフレートアイヒャーによるプロデュース2作品。
CAL 30603 - Wolfgang Dauner / Eberhard Weber / Jurgen Karg / Fred Braceful
CAL 30604 - NIPPLES
この3作品をまとめた3枚組のBOXがJAPOから、かつて通販限定で販売されていた。
ECMを代表するベーシスト、アリルドアンデルセンにとって唯一の未CD化アルバムでもあり、ECM第4作目となる1981年名作。ドラムにポールモチアン、ホーンにケニーホイーラー、ピアノにスティーブドブロゴスという豪華なワンホーンカルテット。非常に内容も濃密で、いかにも北欧+ECMといったクールでモード且つ美しくきらびやかなサウンドを聴かせるECM屈指のワンホーンカルテット好内容作品。まるでボボステンソンを彷彿とさせるようなドブロゴスの叙情的なピアノも素晴らしい。なぜこれほどの名作が未CD化のままなのかは不明だが…。録音はレインボースタジオの主こと名エンジニアのJan Erik Kongshaugが担当。
ARILD ANDERSEN - Lifelines (ECM 1188)
Released:1981
A1. Cameron
A2. Prelude
A3. Landloper
A4. Predawn
B1. Dear Kenny
B2. A Song I Used To Play
B3. Lifelines
B4. Anew
Bass - Arild Andersen
Drums - Paul Motian
Flugelhorn, Cornet - Kenny Wheeler
Piano - Steve Dobrogosz
Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher
Recorded July 1980 at Talent Studio, Oslo
MICHAEL FAHRES - Piano. Harf (ECM 1281)
Released:1985
ドイツ出身の音響作家Michael Fahresの初レコーディングである1985年発表作、ECM未CD化アルバム。ニューシリーズの第4作目にあたる作品。
演奏はポロデハースのピアノ、ギーデ・クネーブッシュのハープ、パウル・ゴットシャルクとハンス・シュティーベのエレクトロニクス(シンセ)によるもの。A Sideはピアノ+エレクトロニクス、B Sideはハープ+エレクトロニクスという構成。予め録音処理をしてあるピアノとハープに、即興的にシンセを被せたと思われる内容。
A Piano (Solo Piano And Live Electronics)
B Harfe (Solo Harp And Live Electronics)
Composed By - Michael Fahres
Piano - Polo De Haas
Harp - Gyde Knebusch
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Digital Recording, August 1982
Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Werner Pirchner/Harry Pepl/Jack DeJohnette (ECM 1237)
Released:1983
オーストリア出身のWerner PirchnerとHarry Peplのユニットに、ジャックディジョネットが参加したECM1982年録音盤。マリンバ(orヴァイブ)、ギター、ドラムというECMらしい変則トリオ。マリンバなので、少し南国テイストにも聴こえなくもないが、浮遊系のエフェクト処理されたギターサウンドが北欧風にも聴こえる。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化アルバム。
A1 African Godchild
A2 Air, Love And Vitamines
B1 Good-bye, Baby Post
B2 Better Times In Sight
Vibraphone, Marimba - Werner Pirchner
Guitar - Harry Pepl
Drums - Jack DeJohnette
Engineer - Martin Wieland
Producer - Manfred Eicher
Digital recording on a Sunday afternoon in June, 1982 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
本盤は、ECMの2番を飾るAlfred Harth率いるJust Musicによる1969年録音作品。未CD化アルバム。
白地に文字のみの2ndカヴァーも存在するが、こちらが初版のハンドメイドによる通称「渦巻きジャケ」300枚限定プレスとも言われているオリジナル盤である。
ECMのアナログ盤の中ではダントツのメガレア盤で、ラベルの色も通常のECMにはないオレンジ色のラベル。盤もズッシリと重いおよそ180gの重量盤。 後のECMディストリビューションやプロデュースを担当したThomas Stowsandがメンバーとして参加している。
A. Stock-Vol-Hard 2+1
B. Just A Moment 2+2
Bass - Peter Stock
Cello - Franz Volhard
Cello, Recorder - Thomas Stowsand
Drums, Clarinet - Thomas Cremer
Guitar - Johannes Kramer
Tenor Saxophone, etc. - Alfred Harth
Trombone - Dieter Herrmann
Recorded on December 13, 1969 at the Nettekoven Studios, Frankfurt/Main.
1979年録音。バークリー音大の同期生4人によるカルテット。ジョンアバークロンビーが3曲、リッチーバイラークも3曲を作曲。
4人の相性も良く、技術、理論、展開、アイディア、ロマンティシズムと緊張感、そして湧き出るようなインプロヴィゼーション。特にギターとピアノは目を見張るものがある。
コンテンポラリー色が強い良質なジャズアルバムだが、決してECMじゃなくても良い作品かもしれない。しかし随所にアイヒャー色が顔を覗かせ「間と美」の”らしさ”が存在することに気付く。
未CD化のままの理由のひとつに、リッチーバイラークとプロデューサーのマンフレートアイヒャーとの確執がある。
ある日のレコーディング最中、バイラークが「俺たちはニューヨークジャズがやりたいんだ」と主張し、アイヒャーが「ECMにアートブレイキーは必要ねぇ」と返した。その後バイラークの作品が全て廃盤に、、、という有名なエピソードがある。
いずれにせよECMを代表するギター名盤には変わりはない。
未CD化。
Released:1980
A1 Blue Wolf
A2 Dear Rain
A3 Stray
B1 Madagascar
B2 Riddles
B3 Foolish Dog
Bass - George Mraz
Drums - Peter Donald
Guitar - John Abercrombie
Piano - Richard Beirach
Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer - Manfred Eicher
Recorded November 1979 at Talent Studio, Oslo
1980年録音。ジョンアバークロンビーのカルテットとしては、1133「ACADE」と1164「QUARTET」に続く3作目。メンバーも変わらず、ピアノにRichard Beirach、ベースにGeorge Mraz、ドラムがPeter Donaldというバークリー音大の同期生4人によるカルテット。
A3とB3がリッチーバイラークの作曲、B4のみムラーツ、その他全てジョンアバークロンビーの作曲となっている。幻想的なギターのイントロから始まるA1、アバークロンビーらしいテーマのA2、緊迫したスピード感あふれるアグレッシブなB1、アコギを披露するB2など。
どちらかと言えばECMじゃなくても良い作品かもしれない。Rバイラークとの相性も良いし、ジャズ色が強い良質なモーダルジャズに仕上がっている。'79年録音の国内「DISCOMATE」レーベルに残した「Direct Flight」にも質感が近い。
ただ、やけに「間」を意識しているようにも感じる。一歩前に出たり、引いたりと、相手の出方を意識してるような、各メンバーそれぞれのリズムの取り方が非常にクールでレベルの高さを感じる。アイヒャーの指示かどうかはわからないが。。。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
JOHN ABERCROMBIE - M (ECM 1191)
Released:1981
A1. Boat Song
A2. M
A3. What Are The Rules
B1. Flashback
B2. To Be
B3. Veils
B4. Pebbles
Bass - George Mraz
Drums - Peter Donald
Guitar - John Abercrombie
Piano - Richard Beirach
Engineer - Martin Wieland
Producer - Manfred Eicher
Recorded November 1980 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
1978年録音。「Last years Waltz」と並び、未だCD化されてない作品。2008年には、スティーブキューンのECMに残した3作品(1974年録音「Ecstasy」、1977年録音「Motility」、1978年録音Playground」)を収録した「Life's Backward Glances - Solo And Quartet」がリリースされている。確か「Motility」と「Playground」は、この時初CD化だったと思う。名盤「TRANCE」と合わせ、初期ECMのキューン作品はどれもハズレが無い。
本作は、ワンホーン・カルテット編成で、A1,A3がHarvie Swartz(b)の作曲。A2,B1,B2がキューンの作曲。ECMの中でもキューンの作品は、ひときわジャズ色が強く自由にやっている印象がある。本作も同様で、更にアグレッシブで聴きやすく、ECMを聴かない人にもおすすめ出来る好内容モードジャズである。
特にHarvie Swartz(b)の参加が強く印象的で、作曲能力の高さもさることながら、演奏技術もすばらしい出来。ECMにリーダー作があってもおかしくないレベルだ。ミロスラフビトウスやマークジョンソン辺りに匹敵する。今更ながら評価すべき逸材。彼は、ミックグッドリックやボブディーゲンとの共演作や「Gramavision」というレーベルから数枚リーダー作も残している。
なぜかエンジニア表記がない。前作「Motility」と質感が近いので、おそらくMartn Wielandではないか。。。
未CD化。
STEVE KUHN - Non-Fiction (ECM 1124)
A1. Firewalk
A2. Random Thoughts
A3. A Dance With The Wind
B1. The Fruit Fly
B2. Alias Dash Grapey
Piano - Steve Kuhn
Alto, Soprano Saxophone, Flute - Steve Slagle
Bass - Harvie Swartz
Drums - Bob Moses
Layout - Barbara Wojirsch
Producer - Manfred Eicher
1977年録音。
Dennis Russell Daviesは、ジュリアード音楽院出身の指揮者兼ピアニスト。指揮者としてミニマル系現代音楽からブルックナーやコープランド、ピアニストとしてベルクの室内協奏曲等の録音を残している。
本作は、その彼によるピアノソロ・キースジャレット作品集で、キース本人は参加していない。そのままのコピー集ではなく、キースの曲を題材に引用するといった形で、おそらく即興も織り交ぜているように思える。
ついキースジャレットのソロ・ピアノ作品と言われても、勘違いするほどの質の高い演奏技術とピアノの響き、そして展開とアレンジ力は圧巻。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
DENNIS RUSSELL DAVIES - Keith Jarrett Ritual (ECM 1112)
A. Ritual
B. Ritual
Piano - Dennis Russell Davies
Composed By - Keith Jarrett
Design - Barbara Wojirsch
Engineer - Martin Wieland
Producer - Manfred Eicher
Recorded June 1977 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
ダイレクションズ名義の「Untitled」に続く2作目。1977年録音。
前作と異なるのは、Warren Bernhardtが抜けピアノレスになったこと。そしてスタジオがオスロからルートヴィヒスブルクへ変わり、エンジニアがJan Erik KongshaugからMartin Wielandに変わっている。
アグレッシブ度が増し、より静と動がはっきりとした感がある。やはりジョンアバークロンビーの参加が強く印象的で、曲によってはジャズロック全開といった感じのハードなギターがカッコいい。
未CD化。
JACK DEJOHNETTE'S Directions - New Rags (ECM 1103)
A1. Minya's The Mooch
A2. Lydia
A3. Flys
B1. New Rags
B2. Steppin' Thru
Bass - Mike Richmond
Drums, Piano - Jack DeJohnette
Guitar - John Abercrombie
Tenor, Soprano Saxophone - Alex Foster
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded May 1977 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
1976年録音。ギターにジョンアバークロンビーを迎えた、ワンホーン・クインテット編成。ディジョネットECM初リーダー作であり、ダイレクションズ名義の最初のアルバムでもある。その後、ピアノのWarren Bernhardtが抜けピアノレス編成に変わる。
エレピやエフェクトの効いたギターが、'70年代を象徴するかのようなジャズロック、フリーキー、民族風、レゲエ風な楽曲まで幅広く、刺激的なサウンドを聴かせてくれる。
未CD化。
Jack DeJohnette's Directions - Untitled (ECM 1074)
A1. Flying Spirits
A2. Pansori Visions
A3. Fantastic
B1. The Vikings Are Coming
B2. Struttin
B3. Morning Star
B4. Malibu Reggae
Bass, Electric Bass - Mike Richmond
Drums - Jack DeJohnette
Guitar - John Abercrombie
Tenor Saxophone - Alex Foster
Piano - Warren Bernhardt
Engineer - Jan Erik Kongshaug
Producer - Manfred Eicher
Recorded February 1976 at Talent Studios, Oslo
作曲、コンダクターにマイケルギブスを迎え、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団とゲイリーバートン・カルテットとの共演。1973年録音盤。まさにクラシックとジャズを融合したサードストリームミュージックのような大作。
マイケルギブスは、イギリスを代表する作曲家であり「Deram」レーベルに初期代表作があり、後に映画音楽等も手掛ける。ジャズ〜プログレ〜クラシック〜現代音楽まで、ユニーク且つ難解な作品が多い。ゲイリーバートンとはバークリー音大で同期生。
ゲイリーバートン・カルテットには、スティーブスワロウ(b)とミックグッドリック(g)というECM屈指の理論派を迎えている。
静かで壮大なアレンジ、内相的且つ難解な室内楽的サウンド、そしてジャズロック的解釈のカルテット各楽器のソロ。シンフォニージャズの隠れ名盤とも言える。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
GARY BURTON - Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra (ECM 1040)
A1. Nocturne Vulgaire / Arise, Her Eyes
A2. Throb
A3. By Way Of A Preface
B1. Phases
B2. The Rain Before It Falls
B3. Three
Vibraphone - Gary Burton
Bass - Steve Swallow
Guitar - Michael Goodrick
Drums - Ted Seibs
Orchestra - Members Of The NDR-Symphony Orchestra
Composed By - Steve Swallow
Composed By, Conductor - Michael Gibbs
Engineer - Martin Wieland
Engineer - Henning Ruete
Producer - Manfred Eicher
Recorded December 1973 in Hamburg
1982年録音。ドイツ出身のギタリスト Hajo Weberとフルート兼ギター奏者 Ulrich Ingenboldのデュオ作。おそらくECM唯一の作品。
彼らの詳細は不明だが、Hajo Weberのギタースタイルは、基本的には主旋律や単音ソロを中心に(おそらく)担当。速弾きもこなす(ピック弾きの)テクニシャン。ECMに例えるとビルコナーズ・タイプ。
Ulrich Ingenboldの方は、フルートはA1とB4のみで、他は全てギターを弾いている。しかもフィンガースタイルのクラシック寄りスタイルで、難解な奏法も弾きこなす。こちらは、ECMに例えるとラルフタウナー・タイプ。
この時代ドイツには、意外とこういうアコースティック・ギターデュオ作品が多い。しかもかなりのテクニシャンが多かった。フュージョン〜プログレ系、そしてジャズやフォーク畑出身者による、交流やデュオ作品は意外と多く残されている。本作も、その類いの美しいアコギ・デュオ隠れ名盤と言える。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化。
A1 Der Wundersame Weg
A2 Karussell
A3 Winterreise
A4 Zweifel
B1 Sommerregen
B2 Drehung In Der Luft
B3 Filmmusik
B4 Son's Song
Guitar – Hajo Weber
Guitar, Flute – Ulrich Ingenbold
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded March 1982 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
1982年録音。ルーリードバンドのBruce Yaw(b)とMichael Suchorsky(dr)、Martin Fogel(ts)の3人が、ECMにもリーダー作を残しているDavid Torn(g)と組んだ4人編成グループ「Everyman Band」。
David Tornと言えば、ジャズからポストロック、プログレ、フリー、ニューエイジ、前衛、実験音楽、映画音楽まで、幅広い音楽性で知られる。ループ・ギターやエフェクト効果等、トリッキーでヘヴィーなサウンドを聴かせる個性派ギタリスト。また、元ジャパンのベーシストMick Karn、元ザッパバンドのTerry BozzioとのユニットPolytownでも活躍。
本作は、ポストロック〜ニューウェーブ的でもあり、実験音楽的でもあるが、どちらかというと聴きやすく、わりとポップである。今聴くと、意外とビルフリゼールっぽかったり、ジョンゾーンの「Tzadik」っぽかったりする。
未CD化。
A1 Morals In The Mud
A2 Japan Smiles
A3 Lonely Streets
A4 On The Spot
B1 The Mummy Club
B2 Nuclear Suite
B3 Fatt Blatt
Bass – Bruce Yaw
Drums – Michael Suchorsky
Guitar – David Torn
Saxophone – Martin Fogel
Engineer – Jan Erik Kongshaug
Producer – Manfred Eicher
ヴィブラフォン奏者トムファンデアゲルドの1979年作。ECM1113の「Children At Play」に続くリーダー作第2弾。未CD化。
基本的にアコギのアルペジオやヴァイブの和音が広い空間に響き渡り、その上を管がテーマやソロをとる。曲によっては、ギターが多重録音だったり、ソロを取ったり、もちろんヴァイブもソロを取る。
TOM VAN DER GELD - Path (ECM 1134)
A1. One
A2. Eevee
A3. Joujou
B1. Michi
B2. Joys And Sorrows
Vibraphone - Tom Van Der Geld
Flute, Soprano Saxophone, Oboe - Roger Jannotta
Guitar - Bill Connors
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded February 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg
Magog - Magog
JAPO 60011
〜対極にあるジャズ最大のレーベルの意外な共通点〜
〜2人のドイツ人創設者〜
◆BN アルフレッド・ライオン (1908年4月21日 - 1987年2月2日)
ドイツ・ベルリン生まれ。1939年ブルーノート・レコードを設立。バウハウスに傾倒するベルリンの美術青年であった。作品が売れようが売れまいが、ジャズの新しい姿を記録に残すことがブルーノートの創業精神だったという・・・そこが何より素晴しい。完璧主義が故、皮肉にもブルーノートにはお蔵入りの名作がやたら多い。。ちょうどライオンが引退する頃、ECMが産声を上げる。
◆ECM マンフレート・アイヒャー (1943年7月9日 - )
〜名エンジニアによる録音技術〜
トロンヘイム生まれ。ギタリストでもあるオスロのレインボースタジオの主。ECMの強烈な個性を特徴づける、ジャズらしからぬ独特の透明感あふれる「クリスタルサウンド」と呼ばれる音を創り上げた名エンジニア。
〜レーベルカラーを象徴するジャケットデザイン〜
◆BN リード・マイルス(1927年7月4日 - 1993年2月2日)
◆ECM バーバラ・ヴォユルシュ
the music improvisation company
afric pepperbird
nice guys
dolmen music
magico
holderlin
Denney Goodhew、Eric Jensen、James Knappのトリオからなる「FIRST AVENUE」。管が2本とチェロという編成が基本の管弦楽になっている。彼らはジョンケージやシュトックハウゼン、ウェーベルンやベルク、そしてチャーリーパーカー等に影響を受けている。
ジャケット裏に書かれてるJames Knappのコメント
「各曲ともにタイトルを持たない。モード、構造、リズム、調性、和声など予め何も決めず、純粋な即興演奏を繰り広げている。我々の音楽はコンサート用の音楽ではなく、舞台のための音楽である。ミュージック・ダンス・アンサンブル・オブ・アメリカン・コンテンポラリー・ダンス・カンパニーの音楽を担当。観客はその音を見、そして空間を聴くのである。」
・・・とはいっても、全くのドフリーでもなく、無調の音楽という訳でもない。互いの音程や響きを意識しながらの即興であり、きれいにハモってる三重奏のようなものもある。また、いかにも典型的な舞台のための音楽といった種の実験的な曲もある。
左右から、奥行きへと、臨場感豊かな、ECMらしいリバーブのよく効いた音響空間も楽しめる録音だ。エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
未CD化アルバム。
A1 Band One
A2 Band Two
A3 Band Three
A4 Band Four
A5 Band Five
B1 Band Six
B2 Band Seven
B3 Band Eight
Recorded At – Tonstudio Bauer
Alto Saxophone, Flute, Bass Clarinet – Denney Goodhew
Cello – Eric Jensen
Trumpet, Flugelhorn, Waterphone – James Knapp
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded November 1980 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg, Germany
GALLERY - Gallery (ECM1206)
五人編成によるグループ「ギャラリー」がECMに残した1981年作品、未CD化アルバム。
ヴァイヴ、チェロ、管、ベース、ドラムというECMらしい面白い編成。
メンバーは「DOUBLE IMAGE」のDavid Samuelsを中心に、「オレゴン」のPaul McCandless、ECMでも数多くのリーダー作を残しているチェロ奏者David Darling、後期ジョーヘンカルテットでも活躍したRatzo B. Harris、そしてガルバレクバンドで活躍していたMichael DiPasqua。
基本的にテーマ部分ではチェロが美しい主旋律をとり、そこに管がユニゾンで入ったり、ハモったりする。そしてバックをベースとドラムが盛り上げ、ヴァイヴが和音をつけてゆく。サウンド的にはスティーブキューンの管入りカルテットやエバーハルトウェーバー、ゲイリーバートンのカルテットにもちょっと近い感じで、非常にクールで軽快なノリが気持ちいい。決してファンク的な重さは無い。
作曲はD. Samuelsが3曲担当、M. DiPasquaとP. McCandlessが1曲ずつ担当。アートランディと共演したドラム奏者Glenn Cronkhiteの作曲が1曲(彼は過去にビルコナーズにも曲を提供している)。そしてA-4はギャラリーとマンフッドアイヒャーの共作で、この曲は特に異色で現音風でもあり、ドローンのような独特の雰囲気と幻想的な世界観がある。
本作はECMではめずらしくアメリカ録音である。以前にも書いたが、アメリカ録音のものはUS盤の方が音が良かったりする事もあるが、この盤はどうなんだろう・・・・?
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。未CD化。
A1. Soaring
A2. Prelude
A3. A Lost Game
A4. Painting
B1. Pale Sun
B2. Egret
B3. Night Rain
Bass – Ratzo B. Harris
Cello – David Darling
Drums, Percussion – Michael DiPasqua
Soprano Saxophone, Oboe, English Horn – Paul McCandless
Vibraphone, Percussion – David Samuels
Engineer – David Baker
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded May 1981 at Sound Ideas Studio, New York City
サムリヴァースが唯一ECMに残した1979年録音盤。
管2本とベース、ドラムというカルテット。編成通りいかにも男らしい硬派な演奏。
1曲目はマーチング的な前奏からサムリヴァースのソプラノとトロンボーンが絡み、バックでホランドのアルコ弾きが印象的。2曲目はホランドお得意のノリノリのスピーディーなウォーキングベースの上をリヴァースのテナーが全開で突っ走る。セシルテイラーとも共演歴のあるドラマー、サーマンバーカーも素晴らしい出来。彼は次の3曲目ではマリンバも披露している。そして4曲目は軽快なジャズファンク風ノリが気持ちいい。ここでもやはりホランドのベースが効いている。
B面1曲目トロンボーンとベースがユニゾン、その上をテナーとドラムが暴れるといった内容。B-2曲目は小休憩といったような幻想的で静かな演奏。最後B-3もやはりベースとドラムの激しいリズム隊が最高にカッコイイ出来。ベースソロもしびれるわ。
結局アルバム通してホランドが最高ということかな、やっぱり。
エンジニアはECMに数多くの名録音を残しているMartin Wieland。
A1 Circles
A2 Zip
A3 Solace
A4 Verve
B1 Dazzle
B2 Images
B3 Lines
Bass – Dave Holland
Drums, Marimba – Thurman Barker
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Flute, Composed By – Sam Rivers
Trombone – George Lewis
Engineer – Martin Wieland
Producer – Manfred Eicher
Recorded December 1979 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg.
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ECM
ECM trovar.com
FABULOUS JAZZ TIME
Classic Jazz Guitar.com
Guitar Music
Derek Bailey
I Love Django’s Music
Dave Gould’s Guitar Pages
Baden Powell